YMOは1978年から1983年まで活動した伝説のテクノバンド。1993年は再生してテクノドンをリリースしました。
2023年は「散開」からもう40年、再生からも30年となりますが、音はいまだに色褪せません。ここではYMOビギナーのためにおすすめ曲を10個ピックアップしてみました。
YMO初期
東洋音階、もっといえば盆踊りのようなわかりやすいメロディとのりやすいディスコビートを前面にした作風。
テクノポリス、ライディーンなど次々ヒットを飛ばしました。
ファム・ファタール
細野さんがイエローマジックバンドとしてリリースしたアルバム「はらいそ」収録曲。
本作には坂本龍一、高橋幸宏も参加した、YMOの前身的作品といえるでしょう。
ウィキによれば「ファム・ファタールのレコーディングの際に、坂本龍一、高橋幸宏の2人と、初めて3人で顔を合わせることとなった」...のだそうです。
https://music.youtube.com/watch?v=0CzbKjyzubg&feature=share
ファイアー・クラッカー
こちらもウィキによれば、細野さんがYMOというバンドを作り、「マーティン・デニーのファイアー・クラッカーをシンセサイザーを使用したエレクトリック・チャンキー・ディスコとしてアレンジし、シングルを世界で400万枚売る」というアイデアを語ったとされます。
https://music.youtube.com/watch?v=NF7IdrhFSAw&feature=share
東風
1978年リリース「イエロー・マジック・オーケストラ」収録。
坂本龍一作曲作品で、のちにラストエンペラーサウンドトラックでアカデミー賞音楽賞につながるような壮大な趣の作品です。
変に叙情的にならず、軽快なドラムにのせているところも非常に味があります。
https://music.youtube.com/watch?v=AFsRqQ5rORM&feature=share
RYDEEN
幸宏さんの口ずさんだメロディを教授がスコアにまとめた話は有名です。
ライディーン=雷神?の名のもと、東洋的な音階とテンポのいいディスコサウンドがマッチング。
YMOを代表する作品となりました。
YMO中期
増殖以降、BGMやテクノデリックでは、一般受けよりも個人個人好き勝手な曲作りに没頭した感があります。
個人的にはこの時期が一番のおすすめです。
MULTIPLIES(増殖)
アルバム「MULTIPLIES(増殖)」曲。
同アルバムはスネークマンショーのコミカルなコントと、YMOのヘビーな楽曲が交互に入るという不思議な作りの作品でした。
YMOといえば日本人には懐かしく感じるメロディラインと誰もがノれるディスコビートが魅力でした。
しかし本作からは、各自が好き勝手な音楽に没頭したような感じで、曲調も海外のニューウェーブと比べてそん色ない作品になってきました。
本作は「荒野の七人」のテーマ曲をアレンジしたもの。
高橋幸宏のきれのいいドラム、「おいおい」のかけごえも不気味でキマってます。
https://music.youtube.com/watch?v=om3hKn46L5E&feature=share
本家映画サントラ音楽はこちら。
https://music.youtube.com/watch?v=fK9oAwG7hH4&feature=share
1000のナイフ
「1000のナイフ」は坂本龍一ソロアルバムのタイトル名でもあり1曲目の作品です。
このバージョンでは喜多郎をダンサブルにしたような感じ?のアレンジ。
https://music.youtube.com/watch?v=IKz0NNemy8M&feature=share
YMOのアルバムとしては「BGM」に収録されており、電子音がより強調されたようなアレンジ。間に入る幸宏氏のドラムもかっこいいです。
https://music.youtube.com/watch?v=TFryr-Zgby0&feature=share
ライブでもよく演奏され、WORLD TOUR 1980のDisc 2で聞くことができます。個人的にはこのライブバージョンがギター、ドラム、シンセともにキレッキレで聴きごたえあります。
新舞踏
サンプリングが注目され、YMOとしても大胆にサンプリングを取り入れたアルバムが「テクノデリック」になります。
体操、ソウルミュージックなど印象的な作品が多いですが、この新舞踏はとにかく今まで聞いたことのないような異質な音質の作品。
こういう実験的な曲もいかにもYMOらしい感じがします。
細野さんのベースも最高。
https://music.youtube.com/watch?v=5rcTyHloYEM&feature=share
YMO後期
デビュー以来英語歌詞できたYMOですが、日本語歌詞のポップな路線となりました。
特に「君に、胸キュン」は大ヒットし、当時の人気番組ベストテンにも登場しています。
君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)
1983年リリース。
アルバム「浮気なぼくら」収録曲。
松本隆さんのキャッチーな歌詞ががっつりはまったポップな作品。
以心電信 YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF
1983年リリース。
アルバム「浮気なぼくら」収録曲。
国際連合による「世界コミュニケーション年」(WCY)のテーマ曲として、NHKでヘビーローテーションされていた作品。
ポケットが虹でいっぱい
1993年にYMOが再生。
アルバム「テクノドンは」収録曲でありシングルカットです。
エルヴィス・プレスリーの『Pocketful of Rainbows』をカバーしたもので、のんびりした感じでリラックスして聴ける一曲。
教授編はこちら。
幸宏編はこちら。
細野さん編。