ロック界のレジェンドでありスーパースター、ポールマッカートニー。名曲が多すぎますが、独断と偏見で10曲紹介します。
初めての人はまずここからどうぞ。
ポールマッカートニーとは?
ビートルズ、ウィングス、ソロと絶えず時代をリードしてきたカリスマアーチストです。
まさにロックのレジェンドであり、ポップの王様といえるでしょう。
ソロ、ウィングス時代
Another Day
ビートルズ解散後のソロ作品。
アルバムには未収録。
https://music.youtube.com/watch?v=LdA2wQXrsfY&feature=share
ビートルズ最後のライブドキュメンタリー「Get Back」をみてみると、AnotherDayを歌うシーンもありました。
レットイットビーのリハの時にはもうほぼ完成していたみたいです。
ビートルズは解散してしまったので、ソロとしてリリースした感じでしょうか。
せつないほど美しいメロディの名曲です。
Nineteen Hundred And Eighty Five
1973年の大ヒットアルバム「バンドオンザラン」収録曲でエンディングを飾る曲。
「バンドオンザラン」は、個々の曲のレベルが高いうえ、全体でもコンセプチャルにまとまったウィングス最強のアルバムといってよいでしょう。
出だしの「バンドオンザラン」からして何曲もメドレーしたような楽曲ですが、こちら1985もアップテンポやスローな部分など曲調が変化。
曲の良さに加えて構成の妙味がすごいです。
https://music.youtube.com/watch?v=Vb2P4xMVWlw&feature=share
007/死ぬのは奴らだ
1973年に公開された007ジェームズボンドの映画の主題歌。
オーケストラのアレンジはジョージマーティンが担当。
従来の007サントラといえばシャーリーバッシーなどが濃厚に熱唱するイメージでしたが、マッカートニー&ウィングスでポップな路線へとシフト。
ポップとはいえ007らしいスペクタクルな展開の楽しめる楽曲に仕上がっています。
Venus And Mars/Rock Show/Jet
1975年アルバム「Venus and Mars」収録曲。
アルバムではVenus And MarsからRock Showのメドレー。
USAライブではVenus And MarsからRock Show、さらにJetへのメドレー。
つなぎの曲からメインの曲へ、アップテンポからスローへ、飽きさせず聴かせる構成はただただしびれます。
心のラヴ・ソング
1976年「スピード・オブ・サウンド」収録曲。
バンドオンザランで成功を取り戻し、1975年から1976年にかけてのワールドツアーも大成功。
まさにウィングス黄金期といってよいときの作品です。
原曲は「Silly Love Song(ばかげたラブソング)」で、「馬鹿げた(silly)ラヴ・ソングの何が悪い?」という歌詞は、多くのラブソングを生み出してきたまさにポールらしい作品。
楽曲のほうですが、3つの旋律がたくみに組み合わさって素敵なハーモニーが展開されます。
アルバムもいいですが、USAライブアルバム版もおすすめ。
ソー・グラッド
1979年、アルバム「バックトゥジエッグ」収録曲。
アルバムは商業的にはもうひとつでしたが、「ロケストラ」なる楽曲では
ピート・タウンゼント (ザ・フー)、デヴィッド・ギルモア (ピンク・フロイド)
ジョン・ポール・ジョーンズ (レッド・ツェッペリン)などそうそうたる大御所を集めてライブ一発どりに挑戦。
「ソーグラッド」は「ロケストラのテーマ」とともに、同メンバーらで作られた作品です。
正直みんな同じフレーズを引くので?メンバーの醍醐味はわかりませんが、多くの著名アーチストを集めてしまったバブリーな曲として面白いです。
「バックトゥジエッグ」を最後にウィングス時代は終了となります。
ソロ時代
カミング・アップ
1980年『マッカートニーII』収録曲。
日本公演が大麻所持で強制送還という大失態になってしまった後のアルバムだけにどんな仕上がりか注目されました。
オールドファッション風から電子音楽までが、様々なスタイルにどん欲に挑戦した作品集といった感じでした。
本人が七変化するPVも観ていて楽しいです。
テイク・イット・アウェイ
1982年作品。
アフタービートルズのプレッシャーをはねのけて称賛を勝ち取ったウィングスのバンド活動も終了。
「タッグオブウォー」は、そのあとだけにどんなアルバムに仕上がっているか興味津々でした。
聴いてみると、肩の力を抜けた粒ぞろいの楽曲が揃ったアルバムに仕上がっていると思います。
「テイク・イット・アウェイ」はその「タッグオブウォー」からのシングル・カットとなります。
なんと元々はリンゴ・スターに提供するために作った曲だそうで、結局自分で歌うことに。
セイ・セイ・セイ(+マイケルジャクソン)
1983年作品。
アルバム「Pipes of piece」収録。
ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンのデュエットコラボ曲。
マイケルは「スリラー」で驚異的なセールスをたたき出すなどまさに全盛期へ入ったころ。
まさに天下無双。
Find My Way(+Beck)
2020年リリースのアルバム「McCartney III」の1曲目。アルバムは全英アルバムチャートでソロ名義では31年ぶりとなる1位となりました。
正直もうポールといえども相当なお年。過去の縮小再生産....と期待せずになめてかかって聞いてみたら、いきなりのキレッキレなインストルメンタルからスタートでびっくりしました。
ボーカリストとしては声量など明らかに年齢を感じさせるものの、それを補ってあまりあるサウンドメイキングでした。
その「McCartney III」を多くのアーチストがリミックスした「McCartney III Imagined」というアルバムもリリースされています。
BeckがFind My Wayをアレンジした作品をおすすめしておきます。
こちらのPVは、なんとアバター技術を使って若いポールを再現したものだそうで、不思議な仕上がりです。