最近体調面で心配されるわれらがYukihiro Takahashi。応援の意味もかねて、おすすめ10曲紹介していきます。どの曲も古くさくなっていないのがすごいですし、豪華なコラボ陣にも注目。改めてその音楽センスの良さに脱帽です。
2023/1/14ご逝去されました。たくさんの素敵な音楽をありがとう。
今こそ聴きたい高橋幸宏!おすすめ10曲
高橋幸宏楽曲のおすすめセレクションです。
高橋幸宏(敬称略)といえば、伝説的なテクノバンドYMOのドラムやボーカルを担当。
YMOの名曲「ライディーン」は高橋が口ずさんだメロディを坂本龍一が譜面にまとめたとされ、ソングライティングでも非凡な才能がうかがえます。
テクノ、ニューウェーブの音楽シーンをリードしており、特に鈴木慶一やスティーブジャンセン、テイトウワ、小山田圭吾らとの豪華なコラボもすごかったです。
個人的には、一度だけ小さいイタ飯屋で高橋さんをお見かけしたことがあるのがちょい自慢。席も隣の隣ぐらい。..といっても今となってはお店の名前とかも覚えてませんが...
今回は、なるべく幸宏氏の特徴的な作品をバラエティ豊かになるようにセレクトしてみました。
~YMO前期
サンセット
1978年6月21日のソロ・ファーストアルバム「Saravah!」収録の名曲。
サディスティックスの活動中にリリースされたたソロ・アルバム。
いずれも粒ぞろいの作品がそろっています。
が、ここは個人の好みでこの曲に。幸宏らしいロマンチックな仕上がりです。
https://music.youtube.com/watch?v=HVDlQYZBrwA&feature=share
音楽殺人
今まで聴いてきた曲の中でも、おすすめ1位となると「べた」ながらこの「音楽殺人」です。
1980年6月21日リリースのアルバム「音楽殺人 MURDERED BY THE MUSIC」のタイトル曲です。
YMO結成自体は1978年なので、結成後のソロアルバム第一弾ということになるかと思います。
YMOが世間を席巻しだした頃の、バイタリティ溢れる時期の作品といえるでしょう。
ただYMOの超お化けアルバム「増殖」が1980年6月5日発売でしたので、タイミング的には割を食っているかもしれません。
「音楽」と「殺人」という相反するようなシニカルなワードの組み合わせ。
それを耳に残るフレーズとして、軽快なポップなサウンドにまとめあげた作品。
U.T.(YMO)
1981年。
本来わざわざYMOの曲を入れなくてもいいのですが、「このドラムすごいですね」といわしめたドスの効いたドラムの洪水はどうしてもはずせません。
日本人アーチストでこんなヘビーなサウンドメイクをする人がいるんだーってびっくりしたものでした。
ちなみにU.T.とはULTRA-TERRESTRIALのこと。
YMO=テクノポップというイメージを超越したヘビーなテクノはプロディジーもびっくり。非常に野心的な作品です。
ガラス
1981年5月24日リリースのアルバム「NEUROMANTIC ロマン神経症」の1曲目。
https://music.youtube.com/watch?v=bcgAuixySxU&feature=share
当時流行の「ニューロマンティック」をパロったタイトルのアルバムです。たしか海外でも販売されたように記憶しています。
Yukihiro節全開な作品で、今聞いても全然色褪せません。
「NEUROMANTIC」では、坂本龍一作曲の「カーテン」も好きなので結構迷いました.
https://music.youtube.com/watch?v=VWzKYiUif8g&feature=share
No Way Out(THE BEATNIKS)
1981年に高橋幸宏と鈴木慶一とで結成されたコラボユニットが「THE BEATNIKS」です。
そのファーストアルバム「EXITENTIALISM 出口主義」のシングルが「No Way Out」。
https://music.youtube.com/watch?v=20Aor-bgtcU&feature=share
同アルバム内では「Une Femme N'est Pas Un Homme」なんかも好みです。
https://music.youtube.com/watch?v=ko5axWRlTI8&feature=share
YMO後期
ARE YOU RECEIVING ME?
1983年1月1日リリースのシングルです。
1983年8月25日リリースのアルバム「薔薇色の明日 TOMORROW'S JUST ANOTHER DAY」にも収録されています。
本作は英語歌詞ですが、「薔薇色の明日」からの幸宏ソロ作品は日本語をフィーチャした作品が増えました。
Yukihiroらしい疾走感のあるドラムと糸を引くボーカル。そして「Are you receiving me?」という問いかけが印象的に耳に残ります。
「ニッカウヰスキースーパーニッカ」のCMソングとしてお茶の間に流れました。
年配の方は意外に聞いた感はあるかもしれません。
POISSON D'AVRIL -四月の魚-
1985年。
映画『四月の魚』で主演を務められたわれらがYukihiro Takahashi。
そのテーマ曲がこちら。
ややミディアムなポップソングに仕上がっています。
https://music.youtube.com/watch?v=KSU359IZiHA&feature=share
今日の空
カラオケでYukihiroの曲を探すと結構掲載されている楽曲ということでチョイス。
テレビ朝日系『極楽テレビ』エンディングテーマだったからでしょうか。
1985年のアルバム「Once A Fool, … ―遥かなる想い―」に収録されている作品。
切ない歌詞もまたYukihiroの持ち味。
STAY CLOSE(+スティーブジャンセン)
1986年2月21日リリースの作品。
YMOといえばJAPANとのコラボでも数々のいい作品が生まれています。代表的なのはデビッドシルビアン+坂本龍一の「禁じられた色彩(=戦メリ)」でしょう。
一方、われらがYukihiroは、ジャパンのドラマー、スティーブジャンセンとのコラボ楽曲「Stay Close」をリリース。
レトロな邦画をイメージした?ビデオクリップも素敵でした。
YMO以降
RADIO/THE BURNING PLAIN(+テイトウワ)
RADIOは、2013年6月19日リリースで「テイトウワ with 高橋幸宏 & 玉城ティナ」という異色なコラボ曲。
テイトウワのキレッキレなサウンドに、Yukihiroのボーカルがのっかった非常にポップな作品。草間彌生、玉城ティナが登場するPVもセンスのある仕上がりです。
併せて「テイトウワ with 高橋幸宏 & 水原希子」の「THE BURNING PLAIN」もおすすめ。
2011年4月11日リリースの「洒落おつ」な楽曲です。
今回はあえて10曲のしばりとしましたが、他にも細野さんと再びタッグを組んだ「スケッチショー」(2002年~)も忘れられません。
2007年には原田知世・高野寛さんらと「PUPA」を。
さらに2014年は「METAFIVE」として、小山田圭吾・砂原良徳・TOWA TEI ・ゴンドウトモヒコ・LEO今井さんらとコラボも。
気になる人は全部チェックしてみてください。
10曲シリーズ、教授編はこちら。
細野さん編。
やっぱYMOでしょ。