親や祖父母の高齢化では、体重がどんどん減っていって心配になる場合も多いです。ここでは体重増にむけたヒントについてまとめていきます。
高齢者がやせる原因は?
いろんなケースがあるので一概に言えませんが、
・食欲の減退
・料理を作ったり、洗い物の手間が面倒
・歯が悪くなったり唾液が減少し、咀嚼が面倒
などあります。
ただ病気でなければ、食べる量が減っていることを改善することで体重の維持ができるかもしれません。
高齢者の体重を増やすには?
体重計
強制的に食べろと言ってもなかなか、体の欲求によるものでしょうから難しい面もあります。
ただ、体重計を測定しやすい場所に置いておいて、本人にも乗って体重の減り具合について自覚してもらったほうが協力してもらいやすくなります。
食べやすいメニュー
茶わん蒸し、ゼリーなど、あまり咀嚼せず、のど越しいいメニューを増やします。
タンパク質といえば肉ですが、卵やヨーグルトのほうが食べやすくてとりやすいでしょう。
最近ではプロテインを大量に含む飲料も増えてますが、過度なプロテインは腎臓に負担をかける可能性が高くなる可能性が大きいです。
ちょい足し
多くのサイトが提案しているのは、普段の食事へのちょいたしや間食です。
ちょい足しメニューで、高齢者の方が好きなパターンをみつけるとよいでしょう。
- パンにジャムをつける
- 牛乳を飲む
- バナナやヨーグルトなど毎日食べる
参考:
高齢者は「体重維持」をセルフケア…新時代のセルフメディケーション | Page 3 | ヨミドクター(読売新聞)
【栄養士が回答】高齢の母が食事をあまり食べません。改善方法は?|老人ホームのQ&A集|LIFULL介護(旧HOME'S介護)
Ask the experts: Gaining weight for seniors - Healthy Food Guide
つまみ食い
お菓子や菓子パン、チョコレート、ナッツやドライフルーツを置いておいて、いつでもつまめるようにしておきます。
柔軟に考える
96歳の男性が深夜ラーメンを食べるという動画が炎上したようです。たしかに夜中のラーメンは、健康を考えるとどうかと心配にはなります。夜間でなくても、塩分の多さなどは気を付けたいところです。
ただ一方では、「食べたいものを食べるのが幸せ」ともいえますし、「食べなさ過ぎてやせすぎるよりはいい」とみなすこともできます。
あまり制限、制限ではなく、本人の健康状況をみながら杓子定規ではない対応が必要かもしれません。
食欲アップするには?
ここでは、食の細い親に実際に食べさせて好評だったものを紹介しておきます。
ハンバーガー
食パンをやいて、ハンバーグを焼いて載せたもの。味付けはソースにマヨネーズ。
うちの親は豚肉、牛肉は好きではないので食べないだろうと思ったら、食べて「おいしかった」そうです。
ひょっとすると肉嫌いの人にはハンバーグとして出したほうがいいのかも。
イクラ丼
赤い色味が食欲を増すのかもしれません。
とろろご飯
食べやすいのが(たぶん)いいみたい。
あんこ類
あんぱん、ぜんざい、あんこの缶詰など。
バナナ
おいてあると食べやすい。