「VRChat」のアバターは安売りしてはならない?とのDMを受けたことが話題となっています。
VRChatとは、PCやVRヘッドセットからアクセス可能な3Dのメタバースです。
ユーザはアバターとなってその世界に出現しますが、アバターの顔や衣装などはクリエイターが販売したものを利用することができます。
きれいなアバターは数万円することもありますが、「いい服は高い」というのはリアルと一緒かもしれません。
さて、トラブルの内容ですが、「5セット6000円」でアバターを販売しているクリエイターに対して、DMで「業界の健全な発展を願う一制作者」より「一定の価格を保つことが暗黙の了解」として価格の是正を求めたというもの。
怒られちゃいました。。。どうしましょう pic.twitter.com/L3xa3yzV8h
— ルルミラ (@lulumira333) 2024年5月2日
このツイートについて「価格設定の自由を阻害」「悪質」などのコメントがでています。
実はこれ、VRChatに限らずクリエイターが自作のアバターを販売できるゲームには結構よくおきるトラブルです。
ひどいのになると、高額のアバターデザインをハッキング等によって違法に複製。それを安値で販売したりなんてこともありました。
クリエイター側の意見もよくわかるところがあって、きれいなアバターを作るのは手間がかなりかかります。
また高い価格設定にすることで、販売数量を抑え、それによって「あの人も同じアバターを着ている」というがっかり感を回避するという意味もあるのでしょう。
安売りが進んでもうから無くなればいいアバターを作る人が減って、結果的にはかっこいいアバターが手に入らなくなるかもしれません。
...といっても「さらなる措置を検討」のような強い言い方はどうかと思います。
VRChatでの販売は、そもそも価格設定は自由です。
「他社が値上げしているのに値上げしないサイゼリアはけしからん」と抗議しても、圧力でサイゼリアにむりやり値上げさせることは難しいでしょう。
皆さんはどう思われますか?