AI面接がひろまりつつあります。応募の多い会社ではAIを使って選別せざるを得ないというのはわかりますが、その精度にはまだまだ問題があるようです。
AI採用とは?
その名の通りAIが採用業務を担当します。
履歴書などのデータをフィルタリングしてピックアップ。また近年では応募者と会話でやりとりし、音声や画像を通じて応募者を評価する試みも見受けられます。
日本のSHaiNという面接システムでは、スマホ越しにAIが質問をしてきます。
こちらは世界的によく使われているHireVue。
メリットは?
昭和の時代は、分厚いリクルート雑誌を見ていちいちはがき応募したりしていた?と思いますが、令和のネット時代は多くの会社へ一度に応募を発送できてしまいます。
当然会社側も多数の履歴書を見てチェックするのは大変ですので、なんらか自動でフィルタリングする作業が必要となってきます。
近年はAIの進歩がすさまじいので、AIでフィルタリングをすることで効率化をはかることができます。
デメリットは?
ただAI採用システムではまだまだ精度のところで問題があるかもしれません。
ある女性応募者は、スキル評価では高得点を得たが、AIツールが彼女のボディランゲージを低く採点したため採用とならなかったとしています。
また、社員の履歴書をAIに学習させた結果、「野球」や「バスケットボール」を記載した人に特別な評価を与え、「ソフトボール」を挙げた人は評価が下がったということもあるようです。
AI hiring tools may be filtering out the best job applicants - BBC Worklife
ただデメリットにはメリットもあって、AI採用の癖を逆手にとるような人材であれば、AI開発などの現場では「使える人材」といえるかもしれません。