AIのスポーツ導入もすすんでいます。Trajekt ArcはAIを使って、いろんな投手のボールを再現する驚異のピッチングマシンです。
Trajekt Arcとは?
1軍クラスの投手になると、すごいボールを投げてくるので対戦のときぐらいじゃないとそのボールを見ることはできません。
しかし最近の技術の進歩は目覚ましく、その投手の投げる速度や回転軸をしっかり再現し、ほぼ同じボールを投げれるようにカスタマイズできるピッチングマシンが登場。
それが「Trajekt Arc」です。
動画でもわかるように、投手の投げ姿はプロジェクトマッピングで投影されており、そこからその投手が投げるのとほぼ同じような球種が出てきます。
メジャーリーグでは、ロサンゼルス・ドジャース、シアトル・マリナーズ、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブス、フィラデルフィア・フィリーズ、ニューヨーク・メッツ15以上のチームがTrajekt Arcを導入しています。
あのジャッジ選手などのほか、大谷翔平選手も活用しています。
大谷選手の場合、開幕に間に合わせるためにスプリングトレーニングで50打席に到達するという準備プランの一環としてTrajektを使用したそうです。
大谷選手は二刀流なだけに、自分が投げているところもTrajekt Arcを使って外から観察するという興味深い使い方もしています。
コストは?
非公開ですが、8種類の球種を投げれる一般的なピッチングマシン「エリート イーハック アタック・ベースボール・ピッチング・マシン」などは15000ドルで約200万円ほど。
NEW! Elite eHack Attack Baseball Machine – Sports Attack
この比較からいっても数千万円ぐらいの値段になるのではないかと予想されます。
参考:
Aaron Judge, Yankees Using AI Pitching Machine (heavy.com)
Robots replicate reality: High-tech pitching machine mimics every pitcher | AP News