オープン戦なのに大谷翔平選手の絶好調がとまりません。この調子なら三冠王(
Triple Crown)、四冠王(Quadruple Crown)への期待も高まります。
大谷翔平、四冠王をとるためには?
必要な数字は?
参考までに昨年の四冠の記録をみてみましょう。
首位打者
アメリカン・リーグは、ヤンディ・ディアス(レイズ)で.330
ナショナル・リーグは、ルイス・アラエス(マーリンズ)で.354
昨年の大谷選手は.304。
本塁打王
アメリカン・リーグは、ご存じ大谷 翔平(エンゼルス)で44本
ナショナル・リーグは、マット・オルソン(ブレーブス)54本
打点王
アメリカン・リーグは、カイル・タッカー(アストロズ)で112打点。
ナショナル・リーグは、マット・オルソン(ブレーブス)139打点。
昨年の大谷選手は95。
盗塁王
アメリカン・リーグは、エステウリー・ルイーズ(アスレチックス)で67
ナショナル・リーグは、ロナルド・アクーニャ Jr.(ブレーブス)で73
昨年の大谷選手は20。
可能性は?
首位打者ですが、大谷選手はここ3年では.257→.273→.304と上がってきているのは好材料。トレーニングの成果もあるでしょうが、慣れもあるかもしれません。さらにいい成績を期待しましょう。
本塁打については昨年本塁打王にもなっているので、今年も期待は大です。
打点王は、ランナーの有無で代わってきます。大谷選手は多分2番ですが、カイル・タッカー(アストロズ)の場合3番や4番、5番を打ちます。マット・オルソン(ブレーブス)の場合、昨年前半は2番、後半は4番を打ちました。2番だから少ないとは限りませんが、8番9番の出塁率に左右されるかもしれません。
盗塁王については未知数。エンゼルスでの最高は26個。
ただし投手であることを考慮して、リミッターをかけている可能性は大です。今年は投手起用はまずないので、リミッターを外せば、大きく上積みは期待できるかもしれません。
過去の三冠王、四冠王
ちなみに三冠王なら2012年のミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)以来。
盗塁ではなく安打数を含めた場合の四冠王は、1967年のカール・ヤストルゼムスキー(レッドソックス)以来。
盗塁を含めた四冠王としては1909年のタイ・カッブ以来。
ちなみに2019年のイエリッチ選手は盗塁数も多く、一時は四冠王に迫る勢いでした。
110年ぶりに「四冠王」が誕生する!? 首位打者、本塁打王、打点王に加え、盗塁王もチャンスあり(宇根夏樹) - エキスパート - Yahoo!ニュース