「謎解き・どんでん返し」などエンディングが意外で楽しめる作品をセレクトしていきます。ミステリー、サスペンスものが中心。
「謎解き・どんでん返し」おすすめ映画100点
ほぼ完ぺきにおすすめ。
メメント 2000
「ダークナイト」でおなじみクリストファーノーランの作品。
記憶をすぐなくしてしまう男性の物語。
B級サスペンス映画が、達人の手にかかるとこうもスリリングになるという好例で、その独創性で高評価にしました。
おすすめ度:★★★★★
クライングゲーム 1992
「インタビューウィズバンパイア」などを手賭けたニールジョーダン監督の代表作。
アイルランド解放組織が拉致した兵士。その彼女にあいにいくうちに。。。
スティング 1973
CONもののオールタイムベストなら必ず上位に入る名作。
ロバートレッドフォードとポールニューマンたち詐欺師の活躍を描きます。
監督は「明日に向って撃て!」「華麗なるヒコーキ野郎」のジョージ・ロイ・ヒル。
90点
相当おすすめ。
ギルティ 2019
緊急電話の受付センターだけで展開する異色のサスペンス。
元夫に連れされれた誘拐と思われる電話を助けるために交代時間をもおして救おうとする警官。
だが事件は予想外の方向へと動き出す。。。
第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞したデンマーク映画です。
監督はグスタフ・モーラー。同作はNetflixドラマとしてジェイク・ギレンホール主演でリメイクされています。
search/サーチ 2018
コンピュータ上のSNS画面がそのままストーリーを語っていくようなスタイルの今どきの演出方法で話題の作品です。
こういう作品の肝はなんといっても脚本ですが、うまくまとめた感じです。
監督はアニーシュ・チャガンティ。
クリーピー 偽りの隣人 2016
新しく引っ越してきた夫婦。
隣の家へあいさつにいくもなんか雰囲気がおかしい。そのうち助けを訴える女性がでてきたりして...。
香川照之のヒール・サイコパスぶりが100%最大限に発揮された名作です。
監督はホラーにも定評の黒沢清。
FOLLOWING 1998
「ダークナイト」「メメント」でおなじみクリストファーノーランの処女作。
暇つぶしに尾行をする作家志望の男。しかしあるとき彼がつけていたことを見破った男はなんと泥棒だった。そこから二人の奇妙な生活が始まる。。。
練られた脚本と、あえて時間軸を直線的ではなく混乱させるように構成し、新感覚のフィルムノワールとなっています。
撮影スタッフはみんな職があるため、撮影は土曜日だけで1年間かけて撮られたそうです。
モナリザ 1986
ニールジョーダンの名作。
出所後に、娼婦の送り迎えを仕事にした男性をボブホスキンスが熱演。娼婦が探す娘を一生懸命捜査するが。。。
80点
安心しておすすめ。
ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 2019
見終わった後原作を確認してみたらオリジナルだそうです。展開はアガサ・クリスティーを意識して作られたようで、濃厚な脚本となっています。
2時間以上の作品ながら飽きさせずに見せる作品。ミステリー物の場合、登場人物が多くて誰が誰かわかりにくかったりしますがそのあたりも問題なく見せています。
監督はスター・ウォーズ/最後のジェダイも手掛けたライアン・ジョンソン。
ア・ゴースト・ストーリー 2017
本来「幽霊」が主人公なのでホラーにすべきかもしれませんが、基本的にはしっとりとしたヒューマン(?)ドラマです。
仲のいいカップルの男性のほうが事故でなくなります。病院で死後目覚めると、シーツをかぶった幽霊となっています。
その後彼は、自分のいた家で彼女を見つめます。彼女が出ていったあとも、その部屋に呪縛霊かのようにとどまって....。
せつなさと愛おしさにあふれるほっこりした作品です。
監督はデヴィッド・ロウリーで、ディズニーの「ピーター・パン&ウェンディ 」で監督を務めます。
アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち 2014
2014年のサスペンス映画。
原作はエドガー・アラン・ポーの「タール博士とフェザー教授の療法」。
精神病棟へ修行のためやってきたエドワード。奇妙な病棟だが、院長のサイラス・ラムの正体が発覚し、一気にストーリーは動き出す...。
最初の30分ぐらいは退屈だが、それを過ぎると面白くなってきます。
監督は「ザ・コール」のブラッド・アンダーソン。
ダヴィンチコード・シリーズ 2006-
「ダビンチコード」
キリストにまつわる宗教の常識を一変させるような秘密とは。。。
世界的ベストセラーをトムハンクス、アメリのオドレイ トトゥ、LEONのジャンレノらで映画化。
展開はアクションあり、謎解きありで飽きさせませんが、展開がちょっとうますぎて鼻につくところも。
監督は「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード。同シリーズは一貫して監督を担当。
「天使と悪魔」
映画はダビンチコードの後なのでてっきり2作目と思っていたら、本作がロバート・ラングドン」シリーズの第1作だそうです(ダビンチコードを見ていなくても楽しめます。)。
本作の方が4つの予告殺人を阻止せよ、とストーリー展開の構図がはっきりしてるので緊張感が持続。筋がわからなくなる、といった心配もありません。
2時間を超える作品ですが、だれることなく見れました。
「インフェルノ」
ロバート・ラングドン映画第3弾。
狂った億万長者による人類滅亡計画の阻止に挑みます。
展開の早さ、しっかりしたプロットなど相変わらずの出来で、加えてラングドンが記憶障害であって記憶を取り戻そうとする過程も新機軸でした。
真実の行方 1996
大司教の刺殺事件で、侍者の青年が逮捕されます。
リチャードギア扮する弁護士が彼の無実を証明すべく尽力しますが、、、
当時まだ知名度の高くなかった若きエドワードノートンが、その圧倒的な演技力をみせつけた作品。
監督は「悪魔を憐れむ歌」のグレゴリー・ホブリット。
セブン 1995
ショッキングな結末の映画といしては常連で出てくる作品。
「エイリアン3」「ゲーム」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」など、新世代サスペンスの帝王といってよいフィンチャーが監督。
ブラッドピットの熱演も見事です。
羊たちの沈黙 1991
こちらもサスペンス・スリラーのオールタイムベストなら上位の常連となるであろう作品。
トマスハリスの原作がしっかりしていますし、なによりレクター博士という異常者を絡ませたことでストーリーの奥行きが従来のこの手の小説と違った魅力を打ち出すことに成功しています。
もちろんジョディフォスターもナイス。
監督は「ストップメイキングセンス」のジョナサンデミ。
70点
おすすめはしなくはないですが。。。
ロストボディ 消失 2020
講演会の後で飛行機に乗り遅れた建築家は、路上の途中で空港に向かう女性を載せることに。
ただ二人とも乗り遅れてしまい、待ち時間に女性から殺人についての告白を聞かされることに。初見というが、写真をチェックしてみると、そもそも講演会には彼女は来ていたのだった....。
エンディングは人によって好みは分かれそうですが、個人的には「あり」かなと思います。
ドイツ映画ですが、監督は スペイン生まれのキケ・マイーリュ。
オリエント急行殺人事件 2017
ジョニーデップやペネロペ・クルスら、豪華キャストで贈る名作ミステリーのリメイク。
もともとミステリーではオールタイムベスト10に入るような古典名作でありトリックにも定評のある作品。
それにしてもアガサクリスティーの作品なので伏線も細かくめぐり張られています。
ただ前半がちょっと長かったかな~という印象も。
LOOP/ループ-時に囚われた男 2016
時間軸がメビウスの輪のように複雑につながりあう不思議なハンガリー映画。
アダムとアンナはデジューからやばいブツの輸送をしている。アダムは持ち逃げを図ろうとするがアンナは車にひかれてしまう。アンナの持っていたビデオをみると、自分が将来殺されている場面が写っていて...。
過去の自分や未来の自分が複雑に絡み合う映画で、ストーリーが追いきれないところも若干あるのが残念。
監督はイシュティ・マダラース。
プリデスティネーション 2014
バーテンダーは、バーの客とドリンクをかけて不思議な話をしだす。孤児院に預けられた女性の数奇な運命。
最初は「ベンジャミン・バトン」のような感じかなと思ったら、1時間もたつと一気に急展開。伏線が回収され、タイムリープものへと変わります。
前半と後半とカラーが一気にかわるうえ、後半はかなり展開が早いです。筋はかなり考えられていますが、いかんせんちょっと見ているほうは完全には追いきれず消化不良でした。
ちなみに原作はロバート・A・ハインラインによる短編小説『輪廻の蛇』。
監督のマイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグは一卵性双生児。「ジグソウ:ソウ・レガシー」の監督も務めました。
タイムチェイサー 2013
タイムトラベルをテーマにしつつ、登場人物を最小限におさえて観客がしっかりついてこれるよう丁寧にお話が進んでいきます。
逆にいえば話の展開はちょっとゆったりめ。
正直「もうひとつかな~」と思ってたんですが、唐突に意外なエンディングを迎えます。
リッチー・メタ監督はカナダ生まれ。でもインド系じゃないでしょうか。インドを題材にした映画、ドキュメンタリが多いです。
388 2011
CUBEのヴィンチェンゾ・ナタリが総指揮!というサスペンス映画。妻の失踪を追っていくうちに...。
いかにも低予算映画って感じですが、エンディングのホラー感は好きです。
監督はランドール・コール。
スキャナーズ 1981
1981年のSFサスペンス映画。
スキャナーズと呼ばれる特殊能力を持った人たちの物語。悪のスキャナーを退治すべく送られたスキャナーは、意外な事実を知ってしまう...。
監督はザ・フライのデヴィッド・クローネンバーグ。
古い映画ですが、SFXは迫力あるし、ストーリーも丁寧に描かれています。
60点
ちょっともやもや。
ユージュアルサスペクツ 1995
こちらも意外なエンディングものとしては評価の高い作品です。
腕利きの犯罪者集団が、カイザーソゼなる人物の仕事の依頼をすることになります。カイザーソゼは彼らのすべての情報をもっており、はむかうにはタフな相手。しかも噂の人物であって実在する彼を知っている者はいません。
テンポもよく、演技陣もこなれていてドラマ自体は飽きずに見れます。ただ、ちょっと複雑な部分もあって、個人的にはすんなりとエンディングでおちきれませんでした。
監督はX-メンシリーズを手掛けたブライアン・シンガー。
サイコ 1960
サスペンスの巨匠、アルフレッドヒッチコックの名作。
謎が深まり、恐怖が最高潮に達するまでのドラマ曲線の作り方が秀逸。
モノクロで古い映画ということで★は抑え目ですが、サスペンス映画の金字塔の1つであることは間違いないです。
50点
結構もやもや。
シャッター アイランド 2010
なんとあのスコセッシ監督とデカプリオでおくるサスペンス映画。
孤島に設置された犯罪者治療施設から1名が失踪。その解明に訪れた捜査官。
設定が面白いうえ、捜査官のデカプリオにも過去のいろんなトラウマがありストーリーが錯綜していきます。
実は「○○が○○」ネタなので、見ているほうはちょっとモヤっとしちゃうかも。
シークレット ウインドウ 2004
2004年作品で、原作はスティーヴン・キングの『秘密の窓、秘密の庭』。
ジョニー・デップ演じるのは人気作家のモート・レイニー。スランプで、さらに盗作されたと訴える男ジョンが彼を悩ます。
「○○○○ネタ」なので、見ているほうはちょっとモヤっとしちゃうかも。
Fight Club 1999
フィンチャー監督、ブラッドピット主演にエドワードノートンが絡んでいきます。
全般的に迫力があるいい作品だと思いますが、エンディングは必ずしも観客の心をつかみきれなかった印象があります。
40点
大分もやもや。
インソムニア 2002
「メメント」「フォロウィング」など低予算インディーズで注目作を連発してきたクリストファーノーランが、アルパチーノを迎えて作ったスリラー作品。
インソムニア=不眠に悩む刑事をアルパチーノが演じます。
ただ他2作の時のようなエンディングの切れはなく、なんかもやもやな終わり方に。。。
カンパニーマン 2002
CUBEのヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品。
ある退屈なセールスパーソンの仕事の裏には、企業間の熾烈な戦いがあった...。
前半と謎解き以降はずいぶん落差があって、すんなり楽しめ....なかったです。
配役とかもあるのかもしれません。ちなみにあのルーシーリューも登場。
こちらもおすすめ。