食トレンドの予測は難しいですが、2024年に期待される傾向をチェックしていきましょう。
2024年食のトレンド予測は?
サラダ専門店は躍進!
都内のサラダ専門店ではにぎわっているところもあり、その勢いはまだまだ順調そうです。
ちなみに新宿某店で並んだら、次々と後ろに並んでくる人が。。。奥のイートインも盛況でした。
うちも食べましたが、普段食べない食材との組み合わせなどもあっておいしかったです。
有名どころのサラダ専門チェーン「WithGreen」は現在20店舗。20-40代女性が中心ですが、男性利用も多いそうです。
「サラダボウル」健康志向追い風 国産使用の専門店が好調 / 日本農業新聞 (agrinews.co.jp)
米国で新規上場したCAVAグループは、地中海料理のファストフードがウリ。
でも目だつのは大きなサラダボウルです。
冷食専門店にも注目が
イオンは、冷凍食品専門店「@FROZEN(アットフローズン)」を拡大中で、冷食利用はまだまだ広がりそうです。
更に2023年は冷食を自分でレンチンするスタイルの企画店舗「チン!するレストラン」が好評。
東京で盛況のうえ、大阪でも開催されました。
こういう冷食スタイルのレストランはもっと出てくるかもしれません。
ロボットレストランの拡大
人気ラーメン店でも営業しない日が増えたり、人気チェーンの店舗数拡大にブレーキがかかったり...と人手不足の影響が飲食業には特にみられます。
そこでロボットが調理師となるロボットレストランの拡大が見込まれます。
New InnovationsのAIカフェロボットroot C(ルートシー)は、アプリから注文しロッカーより受け取るというスタイルになります。
シンガポールのベンチャーCrown Digitalの全自動ロボットバリスタ「Ella」では、ロボットアームがコーヒーを入れます。JRの一部駅でも導入実験がなされました。
24時間稼働し、1時間に200杯のコーヒーを作るという働き者です。
エ・ヴィーノ・スパゲッティでは、世界初のパスタ調理ロボット「P-Robo」によるパスタが食べれます。(東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビルB1F)
ただ口コミをみると、「パサパサ」「味がまとまってない」などの声もあります。
ん~、気になる~。
調理ロボットでは中国発の企業も目立ちます。
こちらはキッチンロボットのBOTINKIT。
代替食品は正念場へ?
日本でもパテに大豆ミートを使った代替食品は着実に増加しています。
しかしアメリカで代替食品の大手であるビヨンドミートは決算を下方修正。
2023年度上半期中のキャッシュフローの黒字転換は実現できませんでした。
「高い」、「おいしくない」などで代替食品を敬遠する人が増えている可能性も指摘されています。
日本はともかく、海外では代替食品マーケットはそろそろ正念場となりそうです。
ビヨンド・ミートが2023年度第2四半期決算を発表 | 世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」 (sekapri.com)
低価格コーヒー
中国で低価格コーヒーで躍進中のCOTTI COFFEE(库迪咖啡)が日本上陸。2023年には1号店として東大赤門店がオープンしました。
アメリカーノで100円?、クラシックコーヒーで300円?ぐらいのようです。
ただクチコミによればオペレーションはこれからといったところ。
中国ではわずか10カ月で5000店舗を展開したそうで、日本での展開がどうなるのか気になるところです。
急拡大の中国「Cotti Coffee」、日本上陸 低価格戦略で海外進出加速(36Kr Japan) - Yahoo!ニュース
クライマタリアン(Climatarian)
クライマタリアンとは、二酸化炭素排出量を計算。不必要な二酸化炭素排出量や過剰包装を伴う製品や食品を避けるというもの。
今まではダイエットでカロリーを気にする人も多かったと思いますが、これからはCO2排出量を気にする人がふえるかもしれません。
エルニーニョが続けば、来年はさらなる猛暑になるとする人もいます。
これだけ猛暑になるとCO2への意識は否が応でも高まりそうです。
やっぱり値上げ?
現時点では不確定ながら、飲食業界で来年も値上げが続く可能性があります。
2024年4月からは、トラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制がかけられます。
「働きすぎはあかん」というのはいんですが、ドライバー不足や物流の停滞などの可能性が高いです。結果、物流からもコスト高の圧力がかかりかねません。
ただ米国経済が金利高で停滞となる一方、日銀のゼロ金利政策解除・利上げが進み円高へとトレンド転換となれば、食材の高騰が一服する可能性もあります。
注目フード
他国で人気のフードを紹介します。
日本でもブレークする...かも?
ホットハニー
アメリカでヒットしているのがホットハニーで「チリ入りのハチミツ」という調味料。
甘いのに、辛さで舌がしびれます。ピザやフライドチキンとの相性も抜群です。
テパチェ
コンブチャの次はこれ!といわれているのがテパチェ。
テパチェとは、メキシコ発祥の発酵飲料になります。
パイナップルの皮や未加工の黒砂糖から作られ、腸内にもやさしいドリンクです。
フランスのデザート(マカロン、 クレーム・ブリュレ)
2024年はパリオリンピックが開催されます。
フランスをテーマにしたデザートのキャンペーンなんかもありそうな気がします。
フランスのデザートといえば「カヌレ」などが有名。カヌレは、フランスのボルドー地方の伝統菓子です。
他にもマカロンや、
メルベイユや、
クレーム・ブリュレなど。
ロティ
ロティとはサンスクリット語で「パン」のこと。インド、パキスタンなどでよく食べられています。
鉄板で焼いたり、バナナや練乳で食べたりします。
ダルバート
「がち中華」「がちインド」が注目され、そういう流れからも「がちネパール」にも期待です。
ネパールでは「ダルバート」というものがあり、ご飯にカレーやスープ、漬物やおかずを加えセットにした「定食」のようなものだそうです。
レストランでは、ネパーリ バンシャガル インドカレー さくら(東京都台東区上野5-23-11 B1F)、サンサール新宿店(東京都新宿区新宿6-13-8)などで食べれそうです。
参考:
The 11 biggest food trends for 2023, from hot honey to Korean corn dogs | National Geographic
50 Foods You Have To Try In 2023 - Food Trends For 2023 (delish.com)