スチームでは、ランチャーソフトが提供されています。これによって、インストールやゲームの起動などが管理されています。非常に便利なのですが、これによって不具合が起きるケースもあります。 ここでは、スチームのいろんなエラーについてまとめていきます。
Steamランチャーの不具合
インストールできない?
steamが再インストールできない?
なぜかインストール途中に無言のダイアログが出てきてインストールできない症例がおきました。
can't install Steam #valve #steam #Install pic.twitter.com/zqu4hUJf63 — ak Yip (@akYip) September 26, 2018
一度「steam」ディレクトリを消去し、再度インストーラを実行したら無事インストールできました。
ひょっとするとインストーラを明示的に「管理者として実行」していなかったのでエラーになったのかもしれません。
無効なプラットフォーム?
ゲームを購入できれば、そのまま「STEAMでプレイする」か「STEAMをインストールするか」聞いてきます。
ここで「STEAMでプレイする」を選んでインストールを進めようとします。 最初は、EULAへの同意などで「はい」で進んでいきます。
が、何度やっても途中で「無効なプラットフォーム」というエラーになります。 ほとほとあきらめかけていたところ、ひょんなところで解決。
実は、買ったゲームのページを開き「今すぐプレイ」ボタンを押してみたところ、今度は無事インストールできました。
購入直後の画面のボタンと、各ゲームページで購入したゲームをプレイするボタンとで命令が一緒なのか違うのかは確認していません。
しかし、ひょっとするとゲームによってはちょっと微妙にリンク先が違っているのかもしれません。
...ということで、もしせっかくSTEAMでゲームを買ったのにインストールできないという場合には上記のやり方をお試しください。
ダメでしたらSTEAMに問い合わせてみましょう。
アップデートで落ちる場合は?
ネット接続を確認する
ネットの接続がされているか、接続速度が異様に遅くなっていないか、まずは確認しておきましょう。
ブラウザでサイトへアクセスするなどしてチェックしておきましょう。
ベータプログラムをオフにする
スチームのベータ版プログラムに参加していると、場合によっては不具合のあるプログラムが配信されているかもしれません。
もし参加していたら、ベータプログラムの利用はオフにしてみましょう。
キャッシュをクリアする
スチームの更新時にキャッシュが悪さをしているかもしれません。 対策としては、まずスチームがインストールされているディレクトリへアクセスします。
標準的には「c:/program files/steam」へインストールされています。
「steam.exe」 「steamapps」ディレクトリ ...以外をすべて削除します。 「steamapps」ディレクトリ内には購入したゲームが収められています。
そのうえで再度スチームを起動します。
セキュリティアプリをオフにする
アプリのプロセスによって更新作業が停止されている場合があります。
Avast, AVG, obit Advanced System Care, Panda Anti-virus, Spyware Doctor, CCleanerなど、いろんなものが考えられます。
セキュリティアプリなどは一時オフにして、スチームが更新できるか確認してみましょう。
もし特定のセキュリティアプリによるものであれば、そのアプリの設定を変更したり、他のセキュリティアプリに変更するなどしてみましょう。
ゲームが正常に動作しない?
スチームから起動したゲームが起動しないなどの場合です。
ファイルをチェックする
ゲームをランチャーから選び、「プロパティ>ローカルファイル」で「ゲームファイルの整合性を確認」を実行します。
ゲームファイルが破損している場合など、これによってチェックできます。
スチームオーバーレイをオフにする
スチームのゲームでは、オーバーレイでキャプチャ機能などが提供されます。
場合によっては、これが動作やパフォーマンスへ悪影響を与える可能性があります。
「設定>ゲーム中」で「ゲーム中にSteamオーバーレイを有効にする」をオフにします。
High Sierraの場合
Mac OS High Sierraにしたら、スチームが起動しない、ユーザ名入力欄が出てこないのでログインできなくなった、...などの不具合が起きているようです。
High Sierraでは、内蔵SSDのMacのファイルフォーマットが「HFS+」から「APFS」へ変更になったことなども影響している可能性が高いです。
「設定>アカウント>ベータプログラムの利用」をして治ったという人もいるようですが、これで対策になるかどうかはまだ不透明です。
また対策等わかりましたら更新したいと思います。
参考: High Sierra update causes Steam client not to start? :: Steam for Mac High SierraおよびAPFSフォーマットMacで、SteamゲームやUnity Editorに不具合が確認される。 | AAPL Ch.
エラーコード一覧
「Unable to initialize Steam libraries」エラーの場合は?
Steamの起動時に表示されるエラーです。
メッセージの内容は「スチームのライブラリーを初期化できませんでした」という意味になります。 ローカルファイルで破損等があるのかもしれません。
スチームのキャッシュをクリアし、再インストールしてみましょう。
「Failed to start game (app already running)」エラーの場合は?
Steamでのエラーで、ゲームの起動の場合に出るエラーです。 エラーの内容はゲームを開始するのに失敗しましたという意味です。
原因としてはアプリはすでに稼働しているため、という内容です。
この場合、「アプリが起動しているのにタスクバーには表示されない」場合や、「ゲームを終了させてタスクバーから消えたが、まだソフト自体がちゃんと終了していない」場合があります。
後者の場合、慣れている人ならば「タスクマネージャー」を開き、起動中のアプリ一覧から該当するゲームを探し出し、終了を直接行うとよいでしょう。
ただしゲーム自体に不具合があって、起動後にすぐ落ちてしまうような場合には、ゲームの動作環境にパソコンがちゃんと対応しているかそもそも確認する必要があります。
また、ゲームファイルが破損等でうまく整合性がとれていない場合があります。
対応としては、まずはスチームを終了します。
次にスチームアイコンを右クリックし「管理者として実行」を行います。 スチーム起動後、ライブラリーから失敗するゲームを選びます。
右クリックし、メニューから「プロパティ」を選びます。
「ローカルファイル」タブから、「ゲームキャッシュの整合性を確認」を実行します。
Game is not available on on your current platform
スチームのゲームが利用できない場合のエラーです。 特にゲームでは、動作するプラットフォームが決まっています。
プラットフォームやバージョンが違えば当然利用ができません。
あえて違うプラットフォームのものを購入して、エミュレータで動かそうという場合も動作保証はされません。
このようなエラーでゲームが利用できない場合は、以下試してみましょう。
ゲームには動作環境が書かれています。
最小必要条件を書く場合もあれば、推奨環境のみ書かれている場合があります。
念のためOSやそのバージョンなどの情報が書かれていないか、商品ページなどで確認してみましょう。
スチームではゲームごとにフォーラム(掲示板)が設置されています。 不具合がある場合にはそちらで同様のエラーが起きてないか調べてみましょう。
フォーラムでは、開発者も参加しているケースがよくあり、有意義な情報が得られるかもしれません。
フレンドネットワークに到達できません。
フレンド情報が取得できないエラーです。
ネットワークが遅い場合もありますが、一時的にたまたま接続できないケースもあります。
再試行、またはランチャーの再起動で治ると思います。
An error occurred while processing your request.
うちではウィッシュリストを開いただけでアクセスエラーが出ました。
おそらく一時的なもので、何度かアクセスしなおしでは治っていました。
登録した製品コードが無効化
「登録した製品コードは、パブリッシャーによってアカウントから無効化されました」という警告が出ました。
なんだろうとビビりましたが、単にベータテストへ参加していたゲームのテスト期間終了による措置でした。