ここにきて一気に世界的な情勢は悪化してきています。何事もなければいいのですが、何かが起きた場合にすぐ動けるようにいろんな情報には注意したいものです。 日本やその近くで戦争のような事態になるとしたらどのような予兆がおきるのでしょうか。
戦争の予兆を察知するには?
戦争が始まる前には、いろんな変化が観測されます。
以下にポイントを紹介しますので、普段起きないようなことがないか注視しておきましょう。
要人の動向をチェックする
要人の動向に、普段とは違ったことがある場合は注意が必要です。
「安倍総理が公邸に泊まったのはミサイル発射のあった前日だけ。公邸に泊まるとその翌日には北朝鮮ミサイルが飛んで来る」...という事例が議会などでも指摘されました。
前首相や前大統領といった要職の人が、隠密裏に交渉を行うような事例も想定されます。
首相の動向については、朝日新聞の首相動静でチェックできます。
空母の現在地をチェックする
軍事偵察機などの動向は、なかなか常人では把握することは難しいでしょう。
船舶や空母では、移動に日数がかかるために場所の情報がわかると次の動向を予測するためのヒントになります。
特にアメリカ軍では、空母や戦艦からの遠隔攻撃が多用される傾向があります。
サイトでは「Maps & Conflicts Database」というところが、現在空母がどのへんにあるのかをマップで公開しております。
有料サイトで月15ドルとなっています。
最初の数ページは無料で閲覧可能。
また国内での港付近の方は、観察することで変化に気づけるかもしれません。
アメリカ軍に3隻しかない最新鋭ミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」が長崎・佐世保港を出航したのは、北朝鮮の「北極星2」「火星12」「火星14」の発射の数日前のようでした。
参考:北朝鮮のミサイル近い?米軍の追跡艦出航・・・これまでも3日以内に発射
下記ツイッターアカウントでも、大まかに位置関係を把握できます。
USNI News Fleet and Marine Tracker: Oct. 25, 2021https://t.co/nlzYIcDl1m pic.twitter.com/3Sm6qoeKsd
— USNI News (@USNINews) 2021年10月25日
2021年10月は、レーガンやカールロビンソンなどが日本や東南アジアに展開。3隻も来てますね。演習の関係でしょうか。それとも。。。
専門ニュースサイトをチェックする
北朝鮮情勢が緊迫したときには「38ノース」という言葉がよくでてきました。
これは国境の38度線を名前に冠した海外サイトです。
ここは北朝鮮のミサイル発射実験の予兆情報などを真っ先に紹介しており、北朝鮮関連の情報源として利用されることが多くなっているためです。
このように各地域や軍事に精通したサイトではいち早く重要な情報をキャッチすることができます。
SNSをチェックする
以前、在日米軍ツイッターの更新が止まり、ネットで話題となりました。
その後アカウントは再開され現在にいたります。 どうやらツイッターの更新が停止していたのは、多忙のため...ということのようでした。
しかし、実際のところはわかりません。本当に更新すらできないような緊急事態があったのかもしれません。
在日米軍のツイッター: 在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) | Twitter
在日米海軍のツイッター: 在日米海軍司令部 (@CNFJ) | Twitter
在日米海兵隊のツイッター: 在日米海兵隊 (@mcipacpao) | Twitter
家族への退避命令をチェックする
戦争やむ無しともなれば、現地の家族や大使館などへ避難命令が出る可能性が高くなります。
今はツイッターなどでリアルタイムに情報が駆け巡りますから、家族のちょっとしたつぶやきだけでもすぐ拡散して周知の事実になるような気もします。
ただし、イラン戦争の時には特に伝達や命令はなかったようです。一概に退避勧告がでるものとは限らないようです。
GPSをチェックする
GPSが誤動作することが日本各地でみられ、時期も時期だけに半島で何か動きがあるのではないか...とネット上で話題になりました。
真偽のほどは不明です。
ただし、何らかの軍事オペレーションの一環である可能性も無きにしも非ずでしょう。 ちょっとした通信の変化についても留意しておくといいかもしれません。
難民施設の建設情報に注意する
昨年末、中国が難民収容施設の建設を指示との報道が出ています。
半島有事の場合、中国は(そして日本もですが)多数の難民対策に追われることになります。
施設の設置にはかなり時間がかかりますから、開戦もしていないのに施設の建設が進めらていることは、戦争の危険性がかなり高いとされているからでしょう。
参考: 中国、北朝鮮国境に難民キャンプ設営指示 有事想定か :日本経済新聞 (更新 2018/1/9)
北朝鮮が韓国との会談を設定する一方、中国では異例の軍事訓練を行い、有事に備えているようです。気になる動きです。
防衛銘柄の株価をチェックする
戦争へのヘッジとして挙げられるのが防衛銘柄の株価でしょう。
戦争直前という状況では、装備の発注が増加し、関連企業の工場がフル稼働になる可能性が高いです。
主な軍需関連株は以下。
ロッキードマーチン LMT
ノースロップグルマン NOC
ボーイング BA
ハネウェル HON
ユナイテッド・テクノロジーズ UXT
また下記も国防関連と取引があります。
パランティア PLTR
AIサービスを提供する会社です。お得意先には米国防総省があります。
エアロバイロメント AVAV
ドローンの開発会社。米軍向けにも提供しています。
国内では三菱重工や川崎重工などがあります。
中国の主な関連銘柄はこちら。
兵器市場をチェックする
特殊なルートに精通した事情通でないとわかりませんが、兵器市場にもいつもとは変わった動きが出るようです。
ある事例では、「東ヨーロッパであまったソ連の兵器を、どうやら中東の国が買いまくっているらしい」といった情報があったようです。
その後、フセインがクウェートへ侵攻。いわゆる湾岸戦争が引き起こされることになりました。
スパイの動向をチェックする
戦争が近くなるとスパイの国外追放がよく行われるようになるそうです。
普段国内にいるスパイはすべて捕まえるのではなく、泳がせていることも多いでしょう。
しかし開戦が近くなるとスパイはあきらかに排除しないといけないため、逮捕や国外追放が相次ぐようです。
これらは小さいながらニュースで出ると思いますので、スパイ関連のニュースをチェックしておくとよいでしょう。
ウクライナ編
ウクライナでロシアが侵攻した事例から紹介。
今回は衛星写真の情報をアメリカも積極的に公開するという新しい事例といえます。
インフラが準備される
ロシア軍勢のなかには戦車の修理作業場・泥の除去器具・輸血が可能な野戦病院などが確認されています。
これらは演習では基本的には使いませんし、やはり戦争用に準備されたものでした。
ロシアが国境付近で軍増強、輸血用血液の移動も 米は警戒強める | jp.reuters.com
サイバー攻撃が増える
大規模なサイバー攻撃が、多数仕掛けられました。
ウクライナ、今年だけで6度の大規模サイバー攻撃被害 露が侵攻先駆け仕掛けたか - 社会 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)