ロブロックスが上場し、ゲームをユーザーに作らせるタイプのゲームプラットフォームにますます注目が集まっています。
ロブロックスのようにゲームサービスは?
今までもゲームを作るためのいわゆるオーサリングソフトのようなものはありました。
また、ゲーム制作でよく使われるユニティは、プロユースだけでなく、比較的初心者でもとっつきやすいゲーム開発環境です。
しかし従来のゲーム開発環境は、作ったゲームを個別にリリースします。そのため、集客・宣伝などは自前で一からやる必要がありました。
一方ロブロックスでは、作ったゲームをロブロックスのサーバへアップします。ロブロックスのサイトやアプリから各ゲームへ移動します。
ユーザはゲームが誰が作ったかは意識しなくてもよく、コインや会員システムなどはロブロックスのものが使えます。開発者はゲームデザインに専念すればいいので、作りやすいです。
ロブロックスの成功を受けて、ロブロックス風のサービスも徐々に登場してきました。
Core Games
まさにロブロックスの大人版のようなサービスを目指す筆頭格がCore Gamesです。フォートナイトのEpicGamesなどから資金調達をしています。
起動後、メニューを開くとゲームがたくさん。
アクセスするとそれぞれ個別にゲームを楽しむことができます。
開発モードも組み込まれています。ロブロックスの場合、開発はロブロックススタジオという別ソフトが必要ですが、Coreの場合はまた別途ダウンロードする必要はありません。
以下はテンプレート画面で種類も豊富です。
こちらが開発画面。ユニティ風のデザインです。
Core Gamesのレビューはこちら。
Crayta
Craytaもロブロックスの大人版のようなサイトです。
ゲーム開発画面はロブロックス風で、しかもプログラミング言語はロブロックスと同じくLUAが採用されています。
このあたり、ロブロックス開発の経験者もターゲットにしているのかなという感じです。
EPICゲームズで無料で配布されていますが、今のところ日本からはダウンロード不可のようです。
SECOND LIFE
日本でも一時期バズり、企業パビリオンなども作られたオンラインゲームです。
インワールドでは、個人や団体が自由に土地を借りて商売することができます。
多いのはバーチャルグッズの制作や販売ですが、ゲームのようなSIMを運営して稼いでいる人もいます。
3Dデータの作成や、プログラミングはセカンドライフ内で行うことができます。3Dや画像についてもアップロードしてカスタマイズすることが可能。
現在でもコアなファンを中心に親しまれています。
REC ROOM
REC ROOMはVRをターゲットにしたサービスです。
ミニゲームがたくさん用意されており、まさにロブロックスのVR版といっていいようなサービスとなっています。
ゲームアイテムを自分で作れる機能があり、作ったアイテムを販売することもできます。
ゲーム開発機能自体は(たぶん)まだないとは思いますが、ユーザをクリエイターとして参加させていこうという意図は感じられます。
無料で利用できますし、VRがなくてもPCからアクセス可能です。
その他
VRChat
近年利用が増えているのがこのVRChatです。
PCからも見れますがオキュラスクエストのようなVRからもアクセスすることができます。
VRchatは、ロブロックスやCoreのようにゲーム内でゲームを作ることはできません。
ただテンプレートが公開されているのでユニティで世界を作ってからインポートすることはできます。