2024年、今年の漢字がどうなるのか考えていきましょう。
歴代の「今年の漢字」は?
「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会が公募、審査しており、毎年清水寺で発表されます。
目立つのはスポーツなどの活躍、政治の変化、さらに最近では気候変動についてのものです。
過去のチョイスは以下になります。
2023年:「税」
増税メガネ、防衛増税などが話題となりました。
2022年:「戦」
ロシアがウクライナへ侵攻しました。
2021年:「金」
オリンピックの「金」メダルラッシュ。そして、大谷選手MVP、松山選手のマスターズ優勝など日本人選手の海外での活躍が目立ちました。
2020年:「密」
コロナ!で、小池都知事の三密も話題となりました。
2019年:「令」
令和がスタートしました。
2018年:「災」
北海道・大阪・島根での地震や西日本豪雨など、災いの多い一年でした。
2017年:「北」
北朝鮮ミサイルや九州北部豪雨など。
2016年:「金」
リオ五輪の金メダルや、政治と金問題。
2015年:「安」
安保法案など。
2014年:「税」
消費費税率が17年ぶりに引き上げ
2013年:「輪」
オリンピック・パラリンピックの東京開催、富士山の世界文化遺産登録など。
2012年:「金」
金環日食や東京スカイツリーの開業(金字塔)
2011年:「絆」
東日本大震災での支援の絆。
2010年:「暑」
猛暑から。
2009年:「新」
政権交代、イチロー選手の新記録など。
2008年:「変」
日本の首相の交代、気候変動など。
2007年:「偽」
食品偽装など。
2006年:「命」
秋篠宮紀子さまがご出産。他、いじめや事故。
2005年:「愛」
紀宮様のご成婚や「愛・地球博」の開催。
2024年、今年の漢字は?
はたして2024年は?
予想されるのは以下です。
「水」(みず)
正月早々に衝撃的な地震が能登半島で発生。これほど地面が波のように揺れあがり、多くの家屋が、そしてビルさえも倒されるとは思ってもみませんでした。
この地震ではインフラを直撃。道路が通れないため復興作業はかなり時間がかかりそうです。
また水道インフラがダメージを受け、地震発生から1月たっても断水が継続。お風呂すらままならない方が多数いる状態でした。
しかも1月はこのニュースの裏に隠れて、琵琶湖や沖縄ではダム水位が低下。
世界的にも近年の異常気象やくみ上げ過多で地下水定位が下がっていることがわかりました。
世界の地下水位が急速に低下、目立った例外ほぼなし 新研究 - CNN.co.jp
「高」(こう)
今年はなんといっても物価高で悲鳴が各地であがりました。米不足も追い打ちをかけ、まさに「令和の米騒動」となりました。
「高温」は相変わらずで各地で35度を超える日が、何日も観測されました。
「金」(きん) ←決定!
パリオリンピックでは多くのメダル獲得ができました。
世界との差がなかなか埋められなかった女子陸上では、北口榛花さんがやりなげで見事金を達成しました。
悪い意味では、裏金問題。政治の「金」の問題がまたクローズアップされた1年でした。
(更新 2024/12/12)
今年は「金!」でした。
「変」(へん)
気候変動の進行や、政治や経済の大きな変化など、「変わる」ことが社会全体で強調される1年になるかもしれません。
特にバイデン政権が今年で終わり、3年務めてきた岸田さんも今年で代わりました。
さらにベイスターズが3位から日本一編と下克上。これもまさに「横浜の変」といえるでしょう。
「復」(ふく)
コロナ後の経済復興や、長年のデフレ脱却がみえてきた一年でもありました。
また能登地震への復興への願いからこの言葉が選ばれるかもしれません。
「輝」(かがやき)
パリオリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍。
また、経済回復などの輝きという意味から。
結果発表!
1位は「金」
2位は「災」
3位は「翔」
4位は「震」
5位は「新」
でした。
2位と4位で「震災」となり、その影響の大きさがわかります。
金は「今年の漢字」の常連。オリンピックのようないいことや、裏金のような悪いこと両方表せる便利な漢字であることも関係しているのでしょう。