今回は人工知能ワールドの見学にいったのですが、併設でクリエイターEXPOというのがありました。漫画家さんやイラストレーターさんのための商談会・展示会といったもののようです。 今回はじめてのぞいてみましたので、感想や、商談へつなげるポイントなどをまとめてみました。
クリエイターEXPOとは?
クリエイターさん個人個人がブースを開く、展示・商談会です。 会場内は小ブースがずらり並びますが、
- 漫画家
- イラストレーター
- ライター
などの種類別にわかりやすくなっています。 フリーランスで活動されている方が多いようです。 2016年は第五回がビッグサイトで開催されました。 www.creator-expo.jp
クリエイターEXPOに出展するには?
サイト上から資料請求をします。届いた書類へ記入し、郵送して申し込みましょう。
出展のメリット - クリエイターEXPO | リードエグジビションジャパン
2017年の募集要項も公開されています。それによれば6月に行われ、700名程度のブースが設置されるようです。
http://www.creator-expo.jp/RXJP/RXJP_Creator-Expo/documents/2016/2017gaiyou.pdf
価格は?
1小間10万円となっており、個人事業主としては安くないと思います。 角の場合15000円追加になる場合もあるとのこと。 当然これ以外に、配布用のパンフレットやポスター等は自前で制作することになります。 交通費や宿泊費を入れると20万円~30万円近くなるかもしれませんね。 ですので、なるべくクライアントさんの獲得につなげて、費用対効果を高める必要があると思います。
商談につなげるためには?
今回(2016年)はじめて視察しました。 下のネットマーケティングEXPO等で来たついででしたが、そういう人も多いことでしょう。企業系の人なども多く訪れると思います。 ここではビジター側の視点から、商談へつなげやすくなるポイントをまとめてみました。出展を考えている方は参考にしてみましょう。
コンセプトが明快ですぐわかる
人によっては出展者を見て決めるのかもしれませんが、基本的にはブースの壁に貼られているポスター?の絵柄、セールスポイントをブラウズして気になる人を探します。 特に出展者が多いので、1ブース1ブース回っていくのはかなり無理があります。
よって壁のポスター?の出来でずいぶんかわってきます。 イラストレーターさんなら、絵をたくさんというよりは、得意な絵柄をバーンと強調してくれたほうがよいでしょう。 ライターさんなら、コンセプトを明確に。テック系が得意、海外旅行記事が得意など、テーマを絞りましょう。 ブースの壁のデザインの段階では、「あれもこれも」は避けてもらったほうがありがたいです。
相手の目的を聞く
もし興味を持ってくれそうな人があなたのブース前で止まったら「今回はどんな感じでお探しですか」と聞いてくれると商談につなげやすいと思います。
「単にみるだけ」という人だとあまり期待できなかもしれません。 「女性向け健康サイトをやってるんだけど、女性向けのウェブ用イラストをやれる人を探している」「医療用パンフなどで精緻な人体図ができる人がいるといい」...など、相手のスタンスを聞き出しましょう。 あとは「できる、できない」を、「できる」場合には過去実績をもっと見せたりし、最後は名刺交換へつなげられればよいでしょう。
価格や媒体をわかりやすくする
イラストレーターさんなら、
- 書籍
- 雑誌
- 広告やポスター
- ウェブメディア
...など、得意な媒体がわかると助かります。
今回価格を表示している人は見ませんでしたが、クライアント側からすると、このイラストならいくらぐらいという目安がわかると、かえって依頼しやすいです。 特にイラストや記事などを発注経験のない企業の方もいることでしょう。 例えば ・ウェブメディア用キャラさしえ 150x300ピクセル1点で5000円~ ・サンフランシスコのホテル事情の旅行記事 10000文字程度10000円~ など(数字は適当です)、目安がわかる資料もあるといいと思います。
コスプレは必要?
出展者さんではコスプレに気を使っている人もいます。
これは人によって評価が分かれるようです。
うちでは、基本的にブースの壁のポスターなどを中心に見て回りますので、コスプレ自体はあまりチェックしません。 そう人には直接はアピールしません。 が、ポスターをチェックした後、出展者に目線を下した時にイラストの世界観にマッチしたコスプレの人であれば記憶には残りやすいと思います。 なので、まったくNGということでもありません。
ただほかのクリエイターさんの迷惑にならない程度にしておきましょう。
その他のイベント取材記事はこちら。