最近のゲームではアンチチート機能が組み込まれています。一方でアンチチートのためにかえってゲームが起動しないといったトラブルも起きやすいです。
ここではアンチチートの種類などについて紹介していきます。
アンチチートとは?
ゲームでは、開発者が提供している以外のツールを使ってゲームを効率的に進めるユーザも多いです。
ツールを使うことで、
・コインが無尽蔵に増やせる
・レベルアップしなくても最強の兵器が使える
・照準を向けていなくても相手に正確に射撃をヒットできる
・相手の位置がすぐわかる
...など圧倒的に有利な条件でゲームをプレイ出来るようになります。
これらは「チート行為」と称されます。チートを支援しているツールは「チートツール」と呼ばれます。
シングルプレイヤーで1人で楽しむだけのゲームならまだしも、バトルロイヤルなど不特定多数が勝敗の優劣を競うゲームでは不公平が生じてしまいます。
チート行為が蔓延すると、ユーザからの不満が増加しゲーム離れにつながってしまいます。
そこでチートを監視・防止するためのツールが登場。「アンチチート」と呼ばれています。最近のオンラインゲームでは、アンチチートを搭載することが一般的になってきています。
アンチチートの種類は?
アンチチートではBattle EyeやEasy Anticheatなどがよく使われています。
ゲームが起動しないエラーのもとにもなるため、利用されているアンチチートの種類は把握しておくとよいでしょう。
Battle Eye
黄色に目のアイコン?でよくみかけるアンチチートです。
- ARMA
- ARK
- CREW
- H1Z1
- DAYZ
- PUBG
- PixARK
- The Isle
- ゴーストレッコン
- コナンエグザイル
- フォートナイト
- レインバーシックスシージ
...などのメジャータイトルが使用しているアンチチートです。
Easy Anti-Cheat
こちらもクマさん?のスプラッシュ(起動画面)でよく目にするアンチチートです。
対応ゲームは
- Apex Legends
- Bleeding Edge
- Dauntless
- Halo
- Last Oasis
- Paladins
- Pandemic Express
- Rec room
- RUST
- Scum
- Smite
- The Cycle
- The Division
- 7 Days to die
- 13日の金曜日
- ギアーズ5
- キュイジーヌバトルロイヤル
- デッドバイデイライト
- ファークライ
- ドラゴンボール
- フォートナイト
などが使っているアンチチートです。
VAC(Valve Anti-cheat)
Steamの運営元でもあるValveが提供するアンチチートです。
CS GOなどが対応しています。
https://support.steampowered.com/kb/7849-RADZ-6869/
Vanguard
リーグオブレジェンド、ヴァロラントなど人気オンラインゲームを運営するRiotゲームズが自社ゲームに提供しているアンチチートです。
カーネルレベルでも監視していることが特徴となります。
Denuvo Anti-Cheat
DOOM Eternalに搭載されるアンチチートです。
他のアンチチートのように起動時にスプラッシュが出たり、スクリーンショットを取ったり、ファイルをスキャンしたりはしないようです。
OSがゲームとどうかかわっているか調べ、その情報をサーバへ送って解析...するのだそうです。
参考:DOOM Eternal's first update on PC introduces Denuvo Anti-Cheat - MSPoweruser
Denuvo Anti-Cheat goes LIVE! A message to DOOM Eternal fans and gamers – Irdeto Perspective
(更新 2020/5/21)
なんとDOOM Eternalは、「Denuvo Anti-Cheat」を外すと発表。詳細は明記されていませんが、トラブルが多かった模様です。