海漄さんの作品の紹介
海漄さんとは?
“雨果奖”获得者海漄:“科幻是我给自己保留的精神家园”--科幻--中国作家网 (chinawriter.com.cn)
1990年湖南省生まれのSF作家。
深圳で銀行で働きながら、空き時間でSF執筆をされているそうです。
お子さんの世話もあって、時間がないなかで書いているようです。
執筆スタイルは、まず合間合間でいつでもどこでもアイデアを記録して集めておきます。
事前に画を立て厳密に実行します。
20,000 語を書くのに約 2 ~ 3 か月かかります。今日 1,000 語書くと決めたら、必ず1,000語書くようにしているそうです。
作品は『SFワールド』、『ギャラクシーズ・エッジ』、『中国文学アンソロジー』などに掲載。
『コールドレイクSFエッセイ・ミドルグレード』で2位を獲得したほか、ギャラクシー賞の最優秀短編賞にノミネートされた。
作風は歴史をモチーフにしたものが多いです。
まだ翻訳作品は出ていない模様。
「血灾 Blood Disaster」
2019年初の作品で、『ギャラクシーズ・エッジ』に掲載されました。
康熙四十六年、捕獲された人食い虎は頭部に巨大な腫瘍があり、数フィート先まで飛び出して攻撃する能力があった。
そして現代。警察官の周寧は猟奇殺人事件の捜査をしている。
容疑者として浮かび上がった孫偉には、頭に腫瘍がある。
それはまさに、伝説の人食い虎に寄生したものと一緒だった...。
「龙骸 Dragon Skelton」
2020年作品。
時は清朝末期。
ツェッペリン卿と中国飛行船の父である謝勝泰が出会った。
二人は共感する部分もあるが、政治的な見解の違いから対立もあった。
その時、神話に登場する巨大な龍が出現。雷に打たれて死んでしまう。
ドイツ軍はドラゴンの死体を持ち帰って解剖。すると、竜が飛翔できていた驚きのメカニズムが判明し...。
「走蛟」
唐の時代に安西を守る郭信は、一匹の竜と出会って友達となった。
その後、郭信は城を築き、水利事業や石油などを発掘するなど自軍を強化していくが...。
「尽化塔」
「江之怒」
2021年作品。
「时空画师 時空の絵師 Time Painter」
2022年作品。
2023年のヒューゴー賞の中編小説部門「最優秀短中編小説」受賞作。
番組で北宋時代の有名な絵画「千里河山図」を見てインスピレーションを得ました。この絵画、作者はまだ18歳の時の作品でした。しかしその後はあまり動向はつかめません。
刑事が美術館にあらわれた「幽霊」を調査していくなかで、昔の絵師のストーリーとシンクロしていきます。
「极北之地」
北極海や世界の気候変動をテーマとした作品。
ギャラクシーズエッジ掲載。
「土楼外的春天」
「愿时间在此停留」
参考:
“雨果奖”获得者海漄:“科幻是我给自己保留的精神家园”--科幻--中国作家网 (chinawriter.com.cn)