いい映画でもマイナーな作品は最近ネットでどんどん見れなくなってきています。そういうのをDVDで買いなおしたりしてるので紹介。
今回は「π」編です。
πとは?
ナタリー・ポートマンの「ブラックスワン」やミッキーロークの「レスラー」などの人気作品で知られるダーレンアロノフスキーのインディーズ作品。
6万ドルの低予算で完成させ、1998年のサンダンス映画祭において最優秀監督賞を受賞。
ダーレンアロノフスキーのその後のキャリアを決定づけたインパクトのある作品です。
「ブラック・スワン」ではアカデミー監督賞にノミネートされるほどになりました。
ストーリー
天才数学者の主人公は、世の中の真理となる数式をみつけることにすべての人生をささげる男。
公式がわかれば株価予測ができ、結果として凄く儲けることができるはず。
研究にぼっとする彼だったが、巨額のもうけを得るために接触してきた謎の組織、さらに真理の公式こそ神とつながる方法であるとみなすユダヤ教の一派などが入り乱れ、狂気の様相を呈し....
みどころ
ダーレンアロノフスキーの独特の映像センス、演出センスが光る映画です。
作品は全編モノトーン。初期作品だけに相当予算は少ないはずですが、モノトーンで緊迫したカメラワークをすることで低予算といった感じはあまりしません。
その映像に加え、ジャングル・アップテンポのテクノビートが鳴り響き、主人公の異常な心象風景を強烈に印象付けています。
たぶんもう10回くらいは見直してますが、主人公の狂気感だったりがツボっていまだに飽きません。
ネットで見るには?
動画配信各社ではほぼみれませんが、アマゾンプライムで、レンタルで見れます。
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