イスラエルVSハマスの戦いはどんどんエスカレート。このままいくとまた中東戦争になるかもしれません。
今まで四度大きな戦争があり、今度は第五次となります。
過去の中東戦争
中東の歴史は複雑なので、なるべく簡易でわかりやすくまとめておきmさう。
第一次中東戦争(1948年)
第二次世界大戦後、ユダヤ人国家であるイスラエルがパレスチナの地に建国されました。
しかし、この独立宣言には周辺のアラブ諸国(エジプト、ヨルダン、シリア、レバノン、イラクなど)が猛反発。
イスラエルに攻撃を仕掛けました。
戦争結果、イスラエルは勝利し、国としての地位を固めました。
第二次中東戦争(スエズ危機、1956年)
エジプトのナセル大統領がスエズ運河を国有化したことで、イギリス、フランス、イスラエルがエジプトに対して軍事行動を起こしました。
国際的な圧力により、最終的にこれらの国は撤退しました。この戦争はエジプトのナショナリズムを高める結果となりました。
第三次中東戦争(六日戦争、1967年)
エジプト、シリア、ヨルダンなどのアラブ諸国との緊張が高まる中、イスラエルは先制攻撃を行いました。
わずか6日間でシナイ半島、ゴラン高原、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区を占領しました。これにより、イスラエルの領土は大きく拡大しました。
第四次中東戦争(ヨム・キプール戦争、1973年)
ユダヤ教の贖罪日(ヨム・キプール)に起きたのでヨム・キプール戦争といわれています。
エジプトとシリアが、イスラエルに対して奇襲攻撃を行いました。
最終的には停戦となりましたが、この戦争は中東のエネルギー危機を引き起こす一因となりました。
さらにその後も中東では大きな戦争が起きています。
イラン・イラク戦争(1980年〜1988年)
領土や宗教的な対立から、イランとイラクの間で長期にわたる戦争が行われました。
大量の犠牲者を出し、両国の経済に大きなダメージを与えましたが、明確な勝者はありませんでした。
湾岸戦争(1990年〜1991年)
イラクがクウェートを侵攻・占領したことで、アメリカを中心とした多国籍軍がイラクに対して軍事行動を起こしました。
結果、クウェートは解放されましたが、イラクには深刻な被害が残りました。
イラク戦争(2003年〜2011年)
ブッシュ大統領のアメリカやブレア首相のイギリスなどが、イラクが大量破壊兵器を保有していると主張。最終的にはイラク侵攻を開始しました。
結果としてサダム・フセイン政権は崩壊しました。
その後の治安は不安定となり、長期的な混乱が続きました。
第五次中東戦争?
2023年10月7日、ハマスはイスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込みました。
同時にイスラエルに戦闘員を侵入させ、民間人を含む多数のイスラエル人を殺傷・拉致しました。
この惨事にイスラエルは正式にハマースに対して宣戦布告。敵拠点の徹底的華海斗、拉致された自国民の救出作戦を開始しました。
その後、イスラエルとイランとの間でミサイル攻撃やイスラエルのレバノン南部侵攻作戦が行われ、軍事活動の範囲が拡大してきているのが不安材料です。
イスラエルはイランの核施設攻撃を検討しているとされ、これはイランのレッドラインを超える可能性が高いです。
ワーストシナリオは?
AIを使って第5次中東戦争?イスラエル戦線拡大のワーストシナリオを考えて見ましょう。
まず考えられるのは、戦争の規模が急激に拡大することです。
イスラエルとイラン、そしてイランが支援する武装組織ヒズボラとの間で全面的な戦闘が始まるかもしれません。
そうなると、イスラエルへの大規模なミサイル攻撃が行われる可能性が高くなります。
イスラエルは高度な防衛システムを持っていますが、攻撃が激しくなりすぎると、それも限界を迎えてしまうかもしれません。
さらに怖いのは、戦争が中東全体に広がってしまうことです。
レバノンやシリア、ヨルダン川西岸地域など、周辺国や地域を巻き込んでいく可能性があります。
そうなると、戦争の影響は中東だけにとどまらず、世界中に及ぶことになるでしょう。
例えば、石油の供給が滞れば、世界中でエネルギー危機が起こるかもしれません。
また、重要な海上交通路が不安定になれば、世界の貿易にも大きな影響が出るでしょう。
アメリカなど大国が軍事介入する可能性も高くなり、事態はさらに複雑化するかもしれません。
そして、最も心配なのは、この戦争が長引いてしまうことです。長期化すれば、人道的な危機はますます深刻になります。難民問題も大きくなるでしょう。
そして、地域の政治的な不安定さが増し、平和への道のりはさらに遠のいてしまいます。
これらの最悪の事態を避けるためには、関係国の外交努力と国際社会の積極的な関与が欠かせません。
戦争の拡大が石油や物流に影響してくると、日本やアジア全体に大きなインパクトをもたらしそうです。