いい映画でもマイナーな作品は最近ネットでどんどん見れなくなってきています。そういうのをDVDで買いなおしたりしてるので紹介。
今回はカラックス監督作品「汚れた血」です。
「汚れた血」とは?
レオス・カラックスの監督作品です。
1986年作品で、1984年のボーイミーツガールに続く第二作。
ストーリー
ドゥニ・ラヴァン扮するアレックスの父親が死を遂げる。
父親の友人マルクは、アレックスの器用な腕を見込んでワクチンを盗む仕事を依頼する。パリでは奇病が流行っており、ワクチンを入手できれば莫大な金になるからだ。
マルクのアジトで、マルクの愛人でありジュリエット・ビノシュ演じるアンナに恋したアレックス。
果たしてこの恋の行方は。ワクチン強奪は成功するのか。
みどころ
冗長な独白に加え、前衛舞踏のようなシーンなどもあり、多くの方には退屈な作品かもしれません。
一見面白そうなストーリーで見せるのかと思いきや(奇病とワクチンなど)そうでもないし、エンディングもカタルシスはありませんでした。
とはいえ従来の映画の演出の枠にとどまらなず、自由に撮りたいシーンを撮影している姿勢こそ、カラックスの醍醐味といえるかもしれません。
カラックス初見であれば、カラックス作品としてはエンディングでは「ボーイミーツガール」を、ストーリー性では「ポンヌフの恋人」のほうから見るのをお勧めします。
ネットで見るには?
現在は取り扱いなしのようです。
フランス映画はどうしても動画配信サイトにはのらない名作が多いです。
DVDを物色してみましょう。