グーグルやマイクロソフト、テンセントやインテルなどが現在ゲームストリーミングサービスに取り組んでいます。グーグルはもともとクラウドには定評があるため、クラウドゲーミングでも力量を発揮しそうです。
ここではグーグルのゲームストリーミング「ステイディア(Stadia)」の情報をまとめていきます。
ステイディアとは?
グーグルではゲームストリーミングサービス「ステイディア(Stadia)」を発表しました。 ゲームストリーミングでは、クラウド側でゲームが生成されてからデバイスへ送られます。数十GBにもなるソフトをPCやスマホにわざわざインストールしなくてもすぐゲームができることになります。
ステイディアでは、
- ユーチューブとの連動:ユーチューブ上のリンクからすぐゲームプレイへ
- Play Now:ゲームシェアリンクを送れる
- Crowd Play:ゲーム実況者がユーザと一緒にゲームをできる
- State Share:ゲーム実況者がプレイしたゲーム状態をそのままユーザが体験可能
などの機能も予定されています。
また、専用コントローラも登場。 WiFiでダイレクトでネットにつながることが可能で、マイクも内蔵します。 クラウド型ゲームでは反応速度の遅さは致命的となります。その点コントローラがネットに直でつながるのは面白いアイデアだと思います。
(更新2022/9/30)
終了となります!
日本上陸前なので日本ユーザに影響がなかったのは幸い。
とはいえ、クラウドゲーミングは今後のトレンド。またリニューアルしての登場に期待したいです。
時期と価格
有料プラン「Stadia Pro」は2019年11月スタート。価格は月額9.99ドル。 2020年には無料プラン「Stadia Base」が提供されます。
気になる日本ですが、サービス提供エリアには含まれていません。今後のアナウンスに期待しましょう。
ステイディア対応スマホは?
グーグルのピクセルシリーズに加え、以下のスマホが対象として追加されています。
さすがに(?)ソニーのエクスペリアはまだ入っていません。
- Asus ROG Phone
- Asus ROG Phone II
- Razer Phone
- Razer Phone 2
- Samsung Galaxy S8
- Samsung Galaxy S8 Plus
- Samsung Galaxy S8 Active
- Samsung Galaxy Note 8
- Samsung Galaxy S9
- Samsung Galaxy S9 Plus
- Samsung Galaxy Note 9
- Samsung Galaxy S10
- Samsung Galaxy S10E
- Samsung Galaxy S10 Plus
- Samsung Galaxy Note 10
- Samsung Galaxy Note 10 Plus
- Samsung Galaxy S20
- Samsung Galaxy S20 Plus
- Samsung Galaxy S20 Ultra
ステイディアの主なゲームは?
以下のようなものが提供され、FPS系のアクションが多い感じです。
- 「Assassin's Creed Odyssey」
- 「Baldur's Gate 3」
- 「Borderlands 3」
- 「Darksiders Genesis」
- 「Destiny 2」
- 「DOOM Eternal」
- 「Farming Simulator 19」
- 「FINAL FANTASY XV」
- 「Football Manager 2020」
- 「Ghost Recon Breakpoint」
- 「GRID」
- 「Metro Exodus」
- 「Mortal Kombat 11」
- 「NBA 2K」
- 「Rage 2」
- 「Red Dead Redemption 2」
- 「SAMURAI SHODOWN」
- 「The Crew 2」
- 「The Division 2」
- 「The Elder Scrolls Online」
- 「Thumper」
- 「Tomb Raider Trilogy」
- 「Trials Rising」
- 「Wolfenstein: Youngblood」
Stadia - One place for all the ways we play
ステイディアの不具合
クロームキャストの発熱?
ステイディアではTVに受信する部分としてクロームキャストウルトラが利用されています。 利用しているユーザではクロームキャストがかなり熱くなっていると報告する人がいます。 ただしうちでもクロームキャストをゲームではなく動画再生用でテレビにつないでいます。
が、触るとかなり熱くなっています。 この発熱が、ステイディア利用中の急なシャットダウンにどれだけ影響しているかは現状まだわかりません。 気になる人は、一定時間ごとに休憩時間を作って冷ましてみるといいかもしれません。
ネットワーク障害、サーバー障害?
ステイディアはクラウド上でレンダリングして送信されます。 そのため、ネットワーク障害やサーバ障害の場合に大規模な不具合が生じる可能性があります。 グーグルではサーバ情報は以下のようなページで公開されています。 ステイディアの情報がどこまで公開されるかはわかりません。
ただしグーグルクラウドに大規模障害が起きるような事態であれば、ステイディアにも多少なりとも影響が出る可能性はあるでしょう。
https://status.cloud.google.com/
ツイッターアカウントに情報が出る可能性もあります。
ステイディアの公式アカウントはこちら。
https://twitter.com/GoogleStadia
画質が低い?
クラウド型のサービスのため、画質はネットワーク速度の影響を受けます。 解像度が720pの場合は10Mbpsが推奨最小値となります。 ステイディアプロプランで提供される4Kの解像度では35Mbps程度は必要とのことです。