ニューヨークのクオモ知事の公開インタビューは非常に評価が高いです。
データに基づくファクト、私見による深い洞察力、引用と励ましの言葉、トランプさんとの駆け引きなど、危機への対応能力の高さは多くの人が絶賛しています。
そんなクオモさんが再三再四指摘しているのがエッセンシャルワーカーの役割です。
エッセンシャルワーカーとは?
ニューヨークのクオモ知事は、医療従事者はヒーローであるとたたえる一方、エッセンシャルワーカーの方々への称賛の声も忘れてはいません。
エッセンシャルワーカーは、そのまま直訳すれば「必須の労働者」です。
エッセンシャルワーカーは完全な定義があるわけではありませんが、主に以下のような職種を指すとされています。
・ヘルスケア、福祉
・教育、保育
・郵便局、公共交通機関
・地方行政
・ガス、電気、水道、下水、オイルなどのインフラ業
・警察・消防
参考Who is on the list of key workers?
ゴミの収集ひとつとってみても感染リスクにさらされます。
医療だけでなく、これらのソーシャルワーカーの勇敢な働きは必要不可欠というわけです。
クオモさんは、このようなエッセンシャルワーカーの働きについて感謝するだけでなく、支払い面でも報いるべきだと考えています。
しかし財政はかなりひっ迫しており、このままではエッセンシャルワーカーの方々へのコストカットすらせざる得ない状況であると切々と訴えています。 これは連邦政府の支援なしには、なかなか対応できない根深い問題であるのです。
今後は人気職業に?
外食・イベント・美容室・観光・交通など、多くの人の移動や対面でのサービスへ甚大な影響を及ぼしています。多くの人が仕事にあぶれる事態が予想されます。
このような状況下では、安定した職業としてのエッセンシャルワーカーの魅力が高まるかもしれません。
「ブルーワーカー→ホワイトワーカー→エッセンシャルワーカー」へと移行してくるのかもしれません。
ただエッセンシャルワーカー自体は、給与の高いもの低いものまちまちではあるため、必ずしも高給取りを意味するものではありません。