アフターコロナ・ウィズコロナ時代に有望な資格についてまとめてみました。
コロナが収束したとしても、感染がまたいつ流行るかという危険性は絶えず付きまとうように思います。それならいっそコロナ時代に有利な資格を取得して備えておくほうがいいかもしれません。
国家資格
キャリアコンサルティング技能検定
就職や転職などのキャリアのアドバイス業です。
飲食・宿泊・観光・交通など、人が集まるリスクの高い業種はまだまだ厳しさが続きそうです。これらは人手を多く使う業種でもあるため、失業率の高止まりはしばらく続くことになると思います。
こうなると、今後の進路などキャリア相談への需要は多いと思います。
この資格は「特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会」が主催しています。
狩猟免許
今後は高齢化に伴って、特に地方では害になる動物の駆除ニーズは高まることになります。
今回のコロナショックでは、外出自粛で人が町からいなくなりました。
その結果、山から動物たちが現れたり、ネズミが食料を求めて出てきたことがニュースとなりました。
このように狩猟依頼の需要自体はますます増えそうです。
ただし収益は「一頭の駆除あたりいくら」といった仕事の仕方が大半のようです。
時期によって自治体から提示される予算は変動があるため、専業というよりは副業的な対応の仕方のほうがいいかもしれません。
本資格は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」によって管理され、狩猟者登録や銃の管理登録をする必要があります。
取得難易度は比較的低めのようですが、殺生を伴いますので性格的な向き不向きははっきり出るように思います。
清掃作業監督者
ビルのメンテナンスを行う人向けの資格で、清掃の管理監督を行います。直接的にはコロナの消毒という位置づけにはなりません。
それでもしばらくはコロナ対策として、しっかりした清掃や消毒管理といったニーズは見込めると思います。
本資格は「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則」に基づくもので、取得自体の難易度は高くありません。
税理士
企業の税務処理を代行する仕事です。
コロナショックでは、企業向けの支援金・給付金が多数用意されたのはいいのですが、どれが使えて、申請資料がどうなるのか...といったことを調べるのはかえって大変です。結果として税理士さんがめちゃくちゃ忙しくなった...とツイッター等でも話題となりました。
ただ税務処理という本業自体は、クラウド会計ソフトの普及などで圧迫されるリスクはあります。
税理士さんであることにプラスして「リモートオフィスの分散化におおける経費などの情報に強い」「政府支援金についての情報が早い」...などの特徴を出していく必要はあるでしょう。
本資格は「国税庁国税審議会」が主催しています。
不動産鑑定士
不動産の鑑定のための資格です。
コロナショックでは都市のように集中する場所のリスクが高まっています。そのため、郊外などで密にならない場所への移住を検討する方も増えています。
また、最近は豪雨や台風などの住居被害が多発しています。
なかには、低地から高地へ移動したい...といった方もいるでしょう。
住む場所へのニーズがいろいろと求められていることから、不動産関連の資格も注目されます。
本資格は「国土交通省」の国家資格です。
保健師
保健所勤務などで地域の保健医療福祉に貢献します。
御存知のとおりPCR検査などで保健所は過酷な状況となっています。そのあたりで判断は分かれることでしょう。
ただ今後ともいろんなパンデミックが起きる可能性が高いことを考えれば、仕事自体はなくならないように思います。
「厚生労働省」の国家資格です。
民間資格
飲食・ネイルやマッサージ、化粧といった接触・密着の多いビジネスは先行きに不透明感が漂います。今後のリスクを考えて今後の時流に見合った複数の資格を持っておくと、乗り切れるかもしれません。
インテリアコーディネーター
名前の通りインテリアのコーディネート技能を裏付ける資格です。
自宅にいる時間が増えたため、ニトリやオンライン家具屋さんはかなり盛況のところが多かったようです。
そのためインテリア関連ではいろいろなニーズがあると思います。単にコーディネートだけでなく、リモートワークなどを意識したアドバイスができると結構面白い立ち位置かなとは思います。
「インテリア産業協会」が主催しています。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザインの能力を評価する資格です。
外出自粛のために実店舗は非常にダメージを受けました。代わりに伸びたのがネット通販です。特にネットでの販売比率が多い企業は、コロナによるダメージをかなり軽減できたところもあります。
ネットへの販売へ切り替えたり力を入れる企業が増加しているため、サイトの作成やアップする商品写真の処理などのニーズは高まっています。需要自体はまだまだ旺盛です。
「インターネットスキル認定普及協会」が主催しています。
ペストコントロール技術者養成講座
コロナの消毒業者の方を調べてみると、なかには「ペストコントロール1級技術者 」の取得をアピールしているところがありました。
【コロナ対策】消毒費用はいくら(東京・大阪)? - 困ったー
コロナへの消毒作業の技能をアピールするには、現状では適切な資格と思われます。
ペストコントロール協会が主催しています。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験
企業のメンタルヘルス管理のための資格です。
3密を避けてクラスターを減らすこと自体は多くの人は賛成でしょう。
しかし正面で向かい合ってマスクもなしに会話や食事を楽しむのがダメ!とか、握手はハイタッチがダメ!...となると、ふれあいはどんどん減少していきます。
「コロナ鬱」という言葉も出るように、メンタルは疲れる時代となりました。メンタルヘルス関連のビジネスには今後ともチャンスがあるように思います。
メンヘル検定は大阪商工会議所が主催しています。
認定眼鏡士
コロナ自粛ではオンライン学習が世界的に行われました。
その悪影響の一つが「目」です。モニタを何時間も見続けると、目によくありません。学校では近視になる人も増加中だそうです。
コロナ対策のオンライン学習で近視が急増、中国の小中高校 https://t.co/e2yGYHnEku
— From China (AFPBB News) (@Afpbbfromchina) 2020年9月5日
となると眼鏡関係にもお客さんは増えるのではないかと思います。
本資格は、公益社団法人日本眼鏡技術者協会が実施する検定資格です。
[コロナ対策 経済編]