今また第二波か....という状態ですが、いろいろ資料を見てみると業種ごとの回復具合がわかります。
ウィズコロナの消費動向
VRESASをみると、5月は北陸・東北・四国・中国は、北海道・関東・九州などと明確に差が出ていて、ひょっとすると感染者数の差の影響なのかなという気がします。
もっとも6月には収斂してきています。
https://v-resas.go.jp/#expense
アメリカではVisaカードのトランザクションはだいぶ回復。株価が回復してきたのもある意味納得です。
特に旅行以外の利用は好調になってきています。
こちらもアメリカでFedの週間エコノミーインデックス。緩やかながら回復基調です。
https://www.newyorkfed.org/research/policy/weekly-economic-index#/interactive
高級品
中国ではコロナ感染が収まった4月以降はLVMH、BMWなどの高級品は戻りが早いです。
ただファストフードやアルコールなどのブランドは戻りが遅いようです。
コロナ後の中国消費に3つのトレンド-高級品売れてもレストラン敬遠 - Bloomberg
アメリカでもコロナ自粛のさなか、意外に高級品が好調だったそうです。
アングル:コロナ自粛で米国消費が急変、浮いたお金で高額支出も | Article [AMP] | Reuters
回復の早い業種は?
飲食
VRESASをみると、飲食関係の減少幅は小さくなってきています。
https://v-resas.go.jp/#restaurant
アメリカではレストランの予約は、最悪期は脱したものの悪い状態のまま横ばいです。
https://www.cnbc.com/amp/2020/08/09/coronavirus-5-charts-illustrating-us-economic-trends.html
ただカリフォルニアやフロリダなど7月に感染が拡大した地域は減少に転じています。
宿泊
宿泊は相当悪いです。
7月のGoToキャンペーンは出だしからずっこける形になりました。
お盆帰省も低調ですので、まだまだ回復は先かもしれません。
https://v-resas.go.jp/#sightseeing
アメリカでは50%ぐらいまで回復していきています。
https://www.cnbc.com/amp/2020/08/09/coronavirus-5-charts-illustrating-us-economic-trends.html
なぜか?ドイツはずば抜けて回復しています。
住宅
アメリカでの住宅購入はだいぶ戻ってきています。
https://www.cnbc.com/amp/2020/08/09/coronavirus-5-charts-illustrating-us-economic-trends.html
日本の住宅着工数は悪いです。しかし、昨年の増税のころからすでに悪くなっていることがわかります。
https://jp.tradingeconomics.com/japan/housing-starts
自動車・航空
アメリカでは、自動車やトラックの利用は80%程度回復です。
飛行機需要は20%ほど。
こちらも飛行機の回復が遅いことがわかります。
IT業
日本経済新聞社の2020年度の設備投資動向調査では、IT(情報技術)投資が前年度実績比15.8%増と大幅に増える見通しとのこと。
新型コロナ:デジタル投資15.8%増 20年度、コロナ下でDX加速 :日本経済新聞
一見畑違い?と思われる建設業などでもIT化を進めて業務効率化・無人化を進めたいと考えているような調査結果が出ています。
https://sendai.keizai.biz/release/41913/
[コロナ対策 経済編]