コロナは社会全体・ライフスタイル全般へ大きな影響を及ぼしています。今後もコロナの第二第三波や新たなパンデミックの可能性を考慮すると、この状況に対応できる職業に注目があたることでしょう。リモートワークはもちろんのこと、害虫駆除やセラピーなどでも新規需要は出てくるものと思います。
ウィズコロナで今後有望な職業は?
今回のコロナショックの影響は非常に大きいです。 自粛解除となったとしても、以前のような街の賑わいが戻るには相当な時間がかかるかもしれません。 巣ごもりやソーシャルディスタンス・クリーン、リモートワーク関連はまだまだ需要が続くものと思われます。
ソーシャルワーカー
コロナ感染以降、公的な交通機関や清掃員、教員といった多くの方がコロナ感染のリスクのなるなかでも市民のためのサービスを継続してくださいました。
これらサービス従事者はエッセンシャルワーカーと呼ばれています。
エッセンシャルワーカーといっても必ずしも給与がすべて高いというわけではないでしょう。しかし、今後ともエッセンシャルワーカーの人材へのニーズは続くものと思われます。 職業としては比較的安定感あると思われます。
ヘルスケア
接触追跡官(コンタクトトレーサー)
コロナ感染の拡大を抑えるため「感染者が見つかり次第その行動履歴を洗い出し、感染の可能性がありそうな人を見つけ出す」....といった人材が求められています。
ニューヨークでは、1000人の接触追跡担当者を緊急募集すると発表しています。
「感染経路不明」を潰すため米各州が「接触追跡官」を数千人単位で募集 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
時給はNYの場合22ドル程度、日本円で約2300円です。結構高い感じです。
PCR検査・抗体検査技師
コロナ感染の最中では、治療のための検査が実施されていました。 しかし今後は、自分が感染者でないことを証明するために検査をすることが求められるでしょう。 特に海外旅行や人との接触の多い職場では、必要となると思われます。 民間の検査機関、抗体検査の結果証明書発行サービスなどは需要がでてきそうです。
テクノロジー・IT
ライブコマース販売員
Predictive analytics for Shopify / deepakiqlect
ライブコーマースはネットを使った実演販売。ライブ中継で商品を説明しながら、ぽちりで購入することも可能です。
店舗でのお客はあまり見込めない中でも、巣ごもり消費者層へアピールできます。 日本での普及は少ないですが、「ズーム飲み」などでライブ中継への敷居が低くなっており、今後はますます増えてくると思います。
ライブキャバクラ嬢、ビデオ出会い仲介
Shinjuku / pohjolanpoluilla キャバクラやホスト業など 夜の接待業は名指しで休業要請されており、お店の運営は非常に難しいです。 そのため、チケットを購入したうえでビデオチャットを楽しむスタイルへの移行を進めているところもあります。 出会い系サイトでも、ビデオチャットの仲介という形態が増えそうです。
リモートワーク支援業
リモートワークでは、ビデオ会議のZOOMやビジネスチャットのTEAMS・スラックなどの利用が増加しています。 今後ともリモートワークは進むでしょうから ・リモート、クラウド型のセキュリティシステム ・印鑑やビジネス申請書類のクラウド化 ・リモートにおける出勤・社員管理 ・ビジネスチャットによる就職面接支援 といった利用も増えてくると思います。 それらに対応できる人材は重宝されることでしょう。
SNS営業
Salesman... / Reeda 営業さんも今までのように電話営業や押しかけ営業は難しくなるでしょう。 そうなるとネットをどれだけ活用して新規顧客を開拓できるかがカギとなります。 SNSで積極的にアプローチしたり、同業者のアカウントを集め、最終的にはZOOMやスカイプでの営業にこぎつけれる...という能力はかなり価値があがることでしょう。
ビデオセラピスト
Therapy / Valerie Everett 外出自粛が長期間にわたることで、「コロナ鬱」のような症例になる人が増えると思います。 接触はできませんので、ビデオチャットを使って心の病をいやしてくれる専門家ニーズは高まるものと思われます。
ロボット開発エンジニア
ウィルスの感染拡大を防止するには、人と人との接触を減らすことが重要な要素となります。
となると、いろんなことをロボットにさせていこうと切り替える企業も増えてくることになります。
「調理するロボット」「配膳するロボット」「ものを宅配するロボット」などの開発エンジニアへの引き合いは増えることでしょう。
その他サービス業
インテリアコーディネーター
florida-covid-19-beach-closed / Florida-Guidebook.com
巣ごもり時間が増えたことで、家庭内の掃除やインテリアの入れ替えなどをする人が増えてきました。
また、店舗やオフィスでは、いかにソーシャルディスタンスをとるかという観点が求められます。 一方で距離を取りすぎると席数が減り売り上げも増えません。
このようにソーシャルディスタンスやウィズコロナといったニーズに対応できるインテリアコーディネイターさんや店舗・内装設計ができる設計屋さんは、依頼が殺到しそうです。
消毒サービス
MTA New York City Transit Sanitizes Stations and Subway Cars / MTAPhotos
既に国内でもコロナ対策用の消毒サービスを提供する業者が出ています。
業者さん自体も感染リスクがあるため、コロナの最新知識をしっかりマスター・教育できる会社である必要があります。 専門性が必要であることから、消毒サービスのための専門学校が増えるかもしれません。
害獣駆除
外出自粛の結果、都会や住宅地に動物たちが出現して話題となっています。
外食店が休業したために、餌をもとめてネズミなどが凶暴化してくる可能性もあります。
害虫駆除は、危険を伴いますしノウハウも必要です。仕事自体は増えるようにも思います。
宅配支援業
"UBER EATS"! WHO? / pedrosimoes7
今回の外出自粛では、デリバリーが盛況となっています。 宅配支援としてはまずウーバーイーツや出前館などが人気となっています。
配達には弁当などを安全に取り出しできるようなカバンが必要です。ウーバーイーツのカバンは人気で品切れとなっているようですし、宅配専門のカバン作りなどにもビジネスチャンスがあるように思います。
他にも長時間乗っていても疲れない自転車サドル、自転車向けの抗菌テープ(銅箔のようなもの)...など、宅配業者さん向けにいろんなアイデア商品が出てくることでしょう。
[コロナ対策 経済編]