Core Gamesでゲームを作る流れについてまとめてみました。CoreGamesでは、アセットが豊富なうえ、マルチプレイヤーでのプレビューモードなどもサポートされています。まさに今ゲームを作る上で必要とされる機能がうまく用意されていると思います。
残念ながらまだ英語版のみです。
プロジェクトの作成
Core Gamesではロブロックスのように開発用ソフトを別にダウンロードする必要はありません。
Core Gamesを起動し、ESCでメニュー画面へ移動。上のタブから「Create」を選びます。
ゲームの作成では、
いろんなテンプレートから選べるようになっています。これは便利。
では、選んで名前を付けて起動します。
こちらがゲーム画面。
Robloxとユニティを足して2で割ったよう感じでしょうか。どちらか使ったことがあれば、割合とっつきやすいと思います。
メイン画面は、実行ボタンを押すとゲームプレイが確認できるプレビュー画面となります。
コンテントタブからはいろんなゲームデータを探してゲームに追加できます。
ユーザの作成したコンテンツもあるため、かなり膨大です。
ヒエラルキーでは、ゲームの設定やスクリプト、オブジェクト行った構成要素をツリー状に確認できる部分です。
プロパティは選択中のアイテムやスクリプト、設定の属性となる項目を設定できる画面です。
挿入
スポーン場所
「Object>Create Game Object>Create Spawn Point」で、ゲーム開始時にユーザが現れるスポーン場所を作って配置することができます。
地形
Terrain Creatorアイコンから「Generate New Terrarian」で、
地形生成用ダイアログが出ます。
作るとこんな感じ。自動生成なので、いろんなバリエーションの地形をすぐ作れます。
オブジェクト
下の「Core Content」というタブでパーツが選択できます。
画面上にドラッグして配置。
配置した物体は「移動」「回転」「拡大」モードに応じて移動や変形ができます。
W:移動、E:回転、R:拡大というショートカットキーで切り替えると作業が早いと思います。
上のバーでグリッドへのスナップ距離を設定できます。Gキーでグリッドへの吸着をオン・オフできます。
右側の「Property」から、色等の属性を変更できます。
プロパティで「Scene>Game Collision」で「Force Off」にすればコリジョン(衝突判定)を強制的にオフにします。プレイヤーはこの物体を通り抜けることになります。
また「Animated Mesh」から竜をドラッグすると、
もう竜は羽をパタパタさせるアニメ付きで動きます。
オブジェクトはフィジックス属性も使えます。これは重力が効いたり、ぶつかると反発したりします。
ただし今のところクライアントのみのようです。
設定の変更
設定もかなりモジュール化されています。
Game Settingsのなかに「P.ayer Settings」を新しく追加します。
プロパティで「Jump>Jump Maxcound」を2にすると2回ジャンプができるようになります。
スクリプト
スクリプトを作成可能。
エディタではF5キーでコンパイルします。
print文を使うとEvent Logへ文字を出力できました。
プログラムは、Robloxなどでも採用されているLuaという言語に対応しています。
Luaの文法については以下参照ください。
ゲームの実行
再生と停止
上のプレイボタンを押すと、
ゲーム画面となって動作を確認できます。
Alt+エンターでフル画面と切り替えることができます。
ESCキーで元の画面に戻ります。
マルチプレイヤーモード
Core Gamesのユニークな機能がマルチプレイヤー・プレビューです。
再生ボタンの横にある複数人アイコンを押して切り替えます。
2プレイヤーモードで実行すると、2つの別視点の画面が再生されます。複数人でログインしているわけではなく、開発者はそれぞれの運動で別プレイヤーとして動かして動作をチェックすることができます。マルチプレイヤーが当たり前になってくると、このような開発用ビューのサポートはありがたいです。
ログ
Window>Event Log」でイベントのログを表示。
エラーが起きた場合などはログを確認してみましょう。
公開
出来たらゲームを公開。するとCore Gamesのメニューにも出るようになります。
Core Gamesではレベニューシェアが可能で、ゲームで売り上げを作ることもできるようです。
開発の不具合
アイテムが追加できない
ゲームプレビューを実行中は、ヒエラルキーにいろんなオブジェクトを追加できません。
プレビューを止めてから行いましょう。