ネトフリユーザーならもう見た人も多いかもしれない「カーター」。まるで最初にマトリックスを見たときのような衝撃の映像表現で、韓国の映画・ドラマはすごいなーと単純に感心してしまいます。
カーターとは?
チョン ビョンギル(Jeong Byeong-Gil)監督、チュ ウォン主演によるネトフリのハイテンポ、大迫力のアクション映画です。
なんといってもドローンやワイヤーアクション、CGを多様しつつもワンカットにこだわった大胆な映像表現が魅力。
まさにバレットタイムなどを駆使して、今まで見たことがないような映像を作り上げた「マトリックス」を彷彿とさせる仕上がりとなっています。
舞台裏は?
舞台裏についてはネットフリックスからショートムービーが公開されています。
ワンカット
通常の映画はカットでカメラの視点が切り替わりながら進みます。ただ「カーター」ではワンカット長回しという無謀な取り組みに挑戦しています。
監督さんはインタビューで「(ワンカットをこころがけたので)撮影現場でミスがあれば、最初からやり直さなければならない。時間も手間もかかった」としています。
ワイヤーアクション
ワイヤーアクションとは、ワイヤーで俳優さんを吊るしてビッグジャンプなどの特殊な動作を実現するものです。
ワイヤーはあとでCG処理で消されるため、ワイヤーで操作したとは思われません。
ワイヤーアクションは映画マトリックスでも使われていましたが、「カーター」ではさらにドローンによるワンカット撮影とも組み合わせれており、まさに1次元ランクアップしたかのような映像になりました。
スカイダイビング
今はグリーンバッグ(合成用の緑の背景)を使えばどんなシーンでも作れます。
しかしスカイダイビングのシーンは、あえて実写に挑戦しています。
インタビューでは「俳優と撮影監督は何十回もスカイダイビングを行い、数分のシーンを作り上げた」と語っています。
アクション
アクションチームが10回以上リハーサルを行い、動作をチェックしたそうです。
主演のチュウォンは、これだけのハードなスタントを一人でこなしたというからすごいっす。
CG
「特殊効果のためにCGを使うのは最小限」にしたそうです。
炎やカメラに飛び散る血痕とかぐらいではないでしょうか。
参考:
Netflixの韓国映画『カーター』でチュウォンが肉体改造|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)
Director Jung Byung-gil says 'Carter' is all about action | Yonhap News Agency (yna.co.kr)