2020年は東京オリンピックが開催されたり、米国での大統領選挙でトランプさん再選なるか...など、注目のイベントが多い年です。そんな2020年にはどんなヒット商品が登場するのでしょうか。
2020ヒット予測
2020年は激動の年となりそうです。
国内では7月のオリンピックが最大級のイベントとなります。すでにマラソンが札幌へ...といった波乱の展開も。果たして無事開催できるのでしょうか。
一方アメリカでは11月に大統領選挙という4年に一度のビッグな政治イベントがあります。
テクノロジー
5Gスマホ、折り畳みスマホ
2020年は日本でも5Gサービスが本格的にスタートします。
5Gでは、現在よりも高速で無線でデータをやりとりできます。
映画を瞬時にスマホにダウンロード...なんてこもできそうです。
4G時代では、スマホでも動画配信が盛んとなりユーチューバーが人気職業になる...といった社会的変化がありました。
5Gが整備されると、IoTやVR、遠隔医療といった分野が拡大するかもしれません。
ただし残念ながらすぐ全国展開とはなりません。
都市圏などエリア限定でのスタートとなるようです。
自動翻訳機
翻訳専用の小型端末としてポケトークなどが人気です。
2020年にはオリンピックが行われますから、このような翻訳装置はますます注目されることでしょう。
クラウドゲーミング
クラウドゲーミングはサーバ側でゲームを処理してデータを送ります。
スマホやガジェット側は大容量ディスクやメモリを用意する必要はありません。
インストールの手間がなく、不具合はサーバ側ですぐ対処されるために本体でアップデートを行う必要もなくなります。
今までは高価なゲーム専用機を買わないといけませんでしたが、これからは不要になるかもしれません。
2019年にはグーグルがStadiaを発表。2020年から本格化しそうです。
マイクロソフトはxCloudを、テンセントはインスタントプレイを準備しており、本格的なクラウドゲーミング時代がスタートするかもしれません。
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【サブスク】グーグル・ステイディアの使い方 つながらない場合は?必要なネット速度は?
ARヘッドセット
ARヘッドセットとは、VRヘッドセットと違って目の前がちゃんと見えます。
目の前の見えている部分に、CGや文字を合成するというものです。
以前グーグルがグーグルグラスをリリースしました。しかし早すぎたためか撤退となりました。
そして2020年。アップル社がARヘッドセットをリリースするといわれています。
パワードスーツ
高齢化時代の労働力不足への対処法の1つとして注目なのがパワードスーツです。
これを装着することで、重たい荷物を楽々持ち上げることができます。
農作業しているおじいちゃんおばあちゃんにも朗報....なのですがなんといってもネックはその価格です。
最近ビックカメラではなんと十万円台のパワードスーツを発表。いよいよ本格的な普及への第一歩となりそうです。
自動走行車
話題になるものの実用化が遠そうなのが自動走行車。
公道では人も多いですし、天候の変化への対応なども気になるところです。
保険や賠償の対応などもあり、実用化は結構先のように思います。
しかし屋内や私有地内であれば話は別です。
レストランでは給仕するロボットが、倉庫なら物を自動で運ぶ走行車が登場。
いろんな場所で、自動で物を運ぶ走行車を目にする機会が増えてくるものと思われます。
日本は今極度の人手不足です。このような特定用途・特定敷地内の自動走行は増えてくるでしょう。
ホログラフィ
ホログラフィとは3次元データを投影したもので、見る角度を変えることで別の角度から見れるというディスプレイになります。
2020年東京オリンピックでは、3Dホログラム中継技術を導入するとの話もあり、ホログラフ自体の認知度も大きくあがりそうです。
顔認証決済
2018年のペイペイの20%キャンペーンは、キャッシュレスを促進するための大きな出来事になったといえると思います。
しかしスマホを持っていないと認証できないといった弱点はまだあります。
顔認証なら1度登録するだけであとは本人と判別してくれます。
これによってイベント会場へのエントリーや、無人店舗での決済がスムーズに行えるようになるでしょう。
遠隔ロック
宅配での不在問題への対策は、宅配ボックスなどいろいろと講じられていますがなかなか決定打は出ていません。
そんななか、かなり期待の持てる手段の一つが遠隔ロックです。
仕組みは簡単で、業者が荷物を届けに家へやってきます。
するとスマホに通知があり、スマホからカメラ画像を確認します。
業者であることを実際にみてからスマホから遠隔操作で解錠します。
配達後はオートロックで閉まるか、またはスマホから操作して扉をロックします。
これなら家にいなくても、業者であることを確認してから開錠できます。
血圧測定スマートウォッチ
従来のスマートウォッチといえば、歩数や心拍数の測定が主でした。
しかし2019年末にはオムロンが血圧測定機能のついた腕時計「HeartGuide」を発売します。
価格は7万9800円と高価ですが、毎日簡単に測定できるのであれば安いものかもしれません。
自宅フィットネス・スマートミラー
ジム通いしている人も結構いると思います。
ジムには運動という機能と社交という機能の2つの側面があります。
運動だけが目的の人からすると、わざわざジムまで通うことの是非はあるでしょう。むしろ自宅でできるほうが毎日トレーニングする場合にはいいかもしれません。
最近はフィットネス関係の機器も進化しています。
運動バイクにレッスン動画を配信するPelotonはすでに米国に上場しています。
スマートミラーなどの製品では自分の姿を映し出す一方で、インストラクターがモニターへ登場して指導したり運動結果を記録できるようになります。
わざわざジムやスタジオへ行く必要もありません。
ポケモンGO
いまだに根強い人気を誇るポケモンGO。
といってもリリースからは何年もたつので今更...という人もいるかもしれません。
しかし2020年からは、要望の多かった対戦機能がいよいよ搭載されます。
その名も「GOバトルリーグ」。
最近ではフォートナイトなどのように勝敗数がはっきり数ゲームが好まれる傾向があります。
となるとバトル対戦をきっかけとして第二次ポケモンGOブームが起きても不思議ではありません。
プレーステーション5
プレステ5がいよいよリリースとなります。
ゲームのレンダリングはレイトレーシング対応でますます奥行き感のある空間表現が可能となります。
本体のハードディスクは廃止となりSSD対応となります。これにより、今まで以上にスピーディーなゲーム進行が実現します。
コントローラでは、単なる振動ではなくよりきめ細やかなバリエーションを設定できるようになります。
「プレイステーション 5」 2020年の年末商戦期に発売 | PlayStation.Blog
特報:見えてきた「プレイステーション 5」の姿──ソニーが世に問う新しいゲーム体験のすべて|WIRED.jp
LOLスマホ版
eスポーツでよくプレイされているゲームの一つがLOL、リーグオブレジェンドです。
ただ日本ではまだまだ知名度はもう一つな感じです。
2020年にはLOLのスマホ版が登場します。
これで日本市場の開拓につながるか注目されます。
リーグオブレジェンズ:Wild Rift スマホ版は2020年登場 - 困ったー
ライフスタイル
オリンピックインフレ
2020年はなんといってもオリンピックという国を挙げてのイベントが開催されます。
しかしホテル等の宿は圧倒的に不足しており、とれたとしてもかなり高い値段になることが予想されます。
すでにオリンピック時期の予約も始まっていますが、通常の倍以上の設定のところがのところが多いです。
開催期間中は、ほかにも物流の停滞や人手不足もあって便乗値上げはかなり増えることが予想されます。
信用スコア婚
2019年はペイペイやラインペイ、メルペイなどのキャッシュレス決済のすそ野が広がりました。
キャッシュNG、無人店舗、自分でスキャンするスマホペイのようなシステムなど、支払いについての不便さ解消には役立っていると思います。
こうして蓄えられた購買データなどは、個人個人の信用スコアとして蓄えられます。
すでに信用スコアが進んでいる中国では、個人個人がスコア化されています。
いいスコアの人は病院予約やローン利率などで恩恵を受けることができます。
加えて婚活サイトでは、相手のスコアを聞いて交際相手の信用度を図る判断基準とする方もいるようです。
日本でもヤフースコア、LINEスコアなどが開始しています。
今後は個人スコアで結婚相手を探す....なんてことが一般化するのかもしれません。
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7時から11時のコンビニ
セブンイレブンでは、深夜もあけておくべきかどうかという点で議論をよんでいます。
他のコンビニでも、多くの店主は夜間営業に否定的という調査結果が出ています。
労働力不足などの影響も大きいと思われます。
夜間営業を停止するコンビニが増えてくれば、「夜も空いている」というコンビニの常識はなくなるかもしれません。
またコンビニの風物詩でもある「おでん」も、手間がかかるとして敬遠され始めています。どんどんコンビニの在り方も変わってきました。
D2Cデパート
ネットでものが安く、しかもすぐ買える時代になると、モノを売る百貨店は厳しいです。
そこで、フィットネスや料理教室といった体験型サービスを増やしているように思います。
アメリカでは「Neighborhood Goods」(ネイバーフッド・グッズ)や最新ガジェットに特化した体験型小売店「b8ta」といった新しい試みのストアが出てきました。
いずれもものを売るよりも体験してもらう、試用してもらうことに主眼が置かれています。
ビジネスモデルとしては、「試用してもらって購入は指定のネットから行う」というものもあれば、「企業からプロモーション委託料をもらう」という場合もあります。
いずれにしても、その場ですぐモノを売ることを前提にしていない点が興味深いです。
日本でも丸井がD2Cへ積極的で、ファブリック トウキョウへ出資。
ストアは採寸や試着がメインで、購入はネット通販からということになります。
「その場で物を売らない」「試しの場所」としてのデパートや小売りは今後ますます増えてくるものと思われます。
ノープラスチック
海洋汚染が深刻になっています。
プラスチック類は分解にかなりの時間がかかるため、海洋に浮遊。それをイルカや魚が大量摂取してしまうことも問題です。
そのため、プラスチック製品をなるべく減らそうという運動はますます拡大するものと思われます。
まずは「マイ●●」で、使い捨てではなく持参品を利用する人が増えることでしょう。
レジ袋をマイバッグにしたり、ストローをマイストローにする、スタバではマイタンブラーを持参....といったことは当たり前のようになっていくでしょう。
業務用では丈夫な紙...など代替品が進むものと思われます。
OYO HOTEL
今や世界第三位の客室数を誇るのがOYO HOTELです。
インドや中国で躍進しており、いよいよ日本へも本格進出しています。
OYO HOTELの特徴はフランチャイズ型で、低価格で高サービスを実現していること。果たして日本でも旋風を巻き起こすことができるのでしょうか。
フード
人工肉
植物性成分を使ったお肉が日本でも本格的に登場すると思われます。
動物性でないためにヘルシーですし、味もかなりおいしいとするユーザさんもいます。
アメリカでは、ケンタッキー・フライド・チキンが人工肉のテスト販売もスタートさせています。
ひょっとするとインパッシブルバーガーのようなお店が日本上陸なんてこともあるかもしれません。
日本メーカーでも人工肉に取り組んでいます。
大塚食品のゼロミート、伊藤ハムの業務用の大豆ミートパティなどが登場。
さらに日清食品の謎肉も正体は大豆系であることが明らかとなっています。人工肉ブームへの参戦も期待できると思います。
ポスト・タピオカ
2019年はタピオカブームがはやてのように駆け巡りました。
うちでも2019年初は大行列で待たないとタピオカミルクティーは飲めませんでした。
しかし秋ごろには、行列0のタピオカミルクティー屋さんも珍しいものではありませんでした。
タピオカブームの次としては「バナナジュース」や「チーズティー」などが注目されます。
台湾以外の国としては、ベトナムのハンバーガー「バインミー」や中国の「火鍋」「きのこ鍋」「ビャンビャン麺」なども注目されます。
クラウドキッチン・ゴーレストラン
エスニックからインスタ映え料理など、様々な飲食店があるのは利便性がいいです。
しかし飲食店を出そうとすると、店舗や従業員などで結構出費がかかります。飲食店の開業の敷居は非常に高いです。
そんななか、あまりコストを掛けずに開業できる新しい業態のレストランが増えそうです。
まずはクラウドキッチン。
ここはコワーキングスペースの調理版で、調理場をシェアできる携帯のキッチンです。
イートインが完備していれば、シェフは多額の出店費用がなくてもこのキッチンを借りて自分の料理をサーブできるお店がすぐできるということになります。
またゴーレストランなどと呼ばれる形態も注目されます。
ウーバーイーツやLINEデリマなど、宅配やピックアップだけであればお店は客席を作らなくてもよくなります。
ウーバーイーツなどでの宅配を専門とする料理店は今後ますます増えそうです。
このように多額の費用をかけずに出店できる飲食店が増えると、ますます料理の選択肢が増えることでしょう。
ネットでもコストコ
https://www.costco.co.jp/AreYouReady
テレビでも人気のコストコは、まだまだ店舗数自体は多くありません。
しかし2019年後半よりネット通販を開始予定となっています。
電子タバコも禁煙へ
たばこの代わりとして普及してきた電子タバコ。
しかしその害についての実態が問題になってきました。特に重い呼吸器系の病気になる人もいるようです。
2019年末にはニューヨーク市の議会で市内で香りつきの電子たばこの販売を禁止する条例を可決しました。
この流れが波及してくると、日本でも電子タバコの規制の動きが出るかもしれません。
一方で禁煙セラピーや代替え品(飴など?)の人には商機でしょう。
参考:香りつき電子たばこ 販売禁止へ ニューヨーク市 | NHKニュース
人物
SNOWMAN
ジャニーズの元気印SNOWMANは2020年に満を持してのCDデビューとなります。
ARASHI参入などジャニーズのSNS利用は増えてきましたが、SNOWMANはユーチューブは水曜日に定期更新。
さらに中国のSNSウェイボーまで活用しています。
【ウェイボー】スノーマンのアカウントは?どんなこと書いてる? - 困ったー
ソーシャルの使い方がうまいだけに、さらなるブレークが期待できます。
安田祐香(プラチナ世代)
2019年は渋野日向子選手が全英オープンを制し、女子ゴルフブームを不動のものにしました。
同期の黄金世代選手たち(勝みなみ・原英莉花・畑岡奈紗など)も活躍し、ゴルフの観客数は急上昇。ゴルフ場へ行くバスを待つのに1時間もかかる...と大人気です。
そんな黄金世代の次に控えているのがプラチナ世代で、その筆頭格が安田祐香選手です。2019年末にはプロテストにも合格し、いよいよ2020年には賞金常王レースに絡むような躍進を演じてくれるのではと期待しています。
PRODUCE101
韓国の人気アイドルオーディションがいよいよ日本へ上陸です。
現在GYAOにて、オーディション風景が配信されています。
https://gyao.yahoo.co.jp/special/produce101/
このプロデュース101から次世代のアイドルスターが登場するか注目されています。
場所
スーパーニンテンドーワールド
マリオをはじめとする国民的人気キャラを多数擁する任天堂。
それをモチーフとするテーマパークがいよいよ大阪ユニバーサルジャパン内に開園します。
新高輪ゲートウェイ駅
名称問題で一気に知名度アップとなった新高輪ゲートウェイ駅が春開業となります。
「しんた」「しんたか」「しんたかゲ」「たかゲー」「たかなわゲー」「たかゲト」などいろいろ考えられますがどのような呼び名が定着するのかも注目です。
虎ノ門ヒルズ駅
東京メトロで虎ノ門ヒルズ駅が開業となります。
呼び名ですが「とらヒル」になるのか「とらヒルズ」になるのかも注目されます。
DMMかりゆし水族館
なんとDMMが手掛ける水族館が沖縄にオープンします。
イケア原宿店
スウェーデンの人気家具ブランドイケアがなんと原宿店を2020年春にオープン。
駅から徒歩1分と絶好のロケーションです。
場所柄お店の面積は狭くなりそうですが、イケアは聞いたことはあるが使ったことはない....という人には絶好のショールームになるでしょう。
2020に始まるサービス・終わるサービス
始まるサービス
◆交通
高輪ゲートウェイ駅が暫定オープン。
終わるサービス
◆ウィンドウズ
1月14日にWindows 7の延長サポートが終了予定
10月13日にWindows 10のメインストリームサポート終了
10月13日にOffice 2010の延長サポート終了
◆ソフト
多くのゲームサイト、動画サイトで使われてきたAdobeのエンジン「Flash」提供が終了
5月にタスク管理ソフトWunderlistが終了
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1223686.html
◆通信
3月31日にUQコミュニケーションズの「初代WiMAXサービス」提供が終了予定
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