アジアや南米はバッタが襲い、中国・韓国・日本は大豪雨、アメリカは干ばつで、さらに各国コロナで生産活動に支障が出ています。明日食糧危機になるとはいいませんが、特定の品目では高騰などの可能性もありそうです。
ということで日本の食料の自給率や輸入相手国について調べてみました。
食糧危機は起こるの?
世界中異常気象です。
アジアや南米はバッタ
【2020】蝗害・バッタ危機 インド・アメリカ・中国・日本は大丈夫?対策は? - 困ったー
アメリカは干ばつ
【2020】アメリカや日本で水不足・大干ばつ?今年は大丈夫? - 困ったー
中国では洪水
日本では冷夏でコメの育成などが心配されています。
...となると、輸入できなかったりして特定の穀物が高騰する危険性もあります。そこで自給率や輸入国について調べてみました。
ちなみに現在の食料自給率は、カロリーベースで37%、生産額ベースで66%(2018年)となっています。
食料国産率は、カロリーベースで46%、生産額ベースで69%、飼料自給率は25%。
輸入は2013年では、第1位は米国で23.1%、中国12.1%、豪州6.9%、カナダ6.7%、ブラジル6.4%、タイ6.4%。現在だと中国はもうちょっと増えてるんじゃないでしょうか。
穀物の国内自給率、輸入国ランキング
トウモロコシ
トウモロコシの国別生産量は、1位アメリカ、2位中国です。
輸入でみると、アメリカ47.9%、ブラジル28%、アルゼンチン13%(2013年)です。
南米の国からの輸入が多いです。
トウモロコシの国内自給率は0%!で、これは国内生産と輸入品の区分けが違うためとのことです。区分けを一緒にしても自給率はかなり少ないです。
小麦
小麦は国別生産量で見ると、1位中華人民共和国、2位インド 、3位ロシア、4位アメリカ(2018)です。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/wheat.html
輸入でみると、アメリカ51.5%、カナダ27.4%、オーストラリア16.8%(2013年)です。北米が大半です。
国内自給率は12%(2018)。
そば
国別生産量で見ると、1位中華人民共和国、2位ウクライナ、3位アメリカ(2010)。
輸入は中国、米国、ロシアが多いです。
国別そばの輸入量 そばの実の輸入 抜き実での輸入 殻付き換算(玄ソバ換算)
国内自給率は21%(2018)。
大豆
大豆の国別生産量は1位ブラジル、2位米国、3位アルゼンチンです。
輸入でみると、アメリカ58.1%、ブラジル21.5%、カナダ16.9%(2013年)です。
北米・南米からがほとんどです。
国内自給率でみると食品用では自給率は25%、油糧用を含めると7%。
米
小麦は国別生産量で見ると、1位中華人民共和国、2位インド 、3位インドネシア、4位バングラデシュ(2018)でしゅ。
輸入は米国やタイが多いです。
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/160729/pdf/14_ref_data3_7.pdf
国内自給率は98%(2018)。
お肉の国内自給率、輸入国ランキング
肉類の自給率は数量ベースで51%です。
2018年度の肉類自給率は数量ベース51% 牛肉36%、豚肉48%、鶏肉64%で3畜種とも微減|食品産業新聞社ニュースWEB
ただ飼料は輸入が多いでしょうから、輸入穀物が大幅減少とかなれば肉類へも影響が出るのではないかと思います。
牛肉
輸入は1位オーストラリア50.9%、2位アメリカ38.3%(2013)。
国内自給率は36%(2018)。
豚肉
輸入は1位アメリカ38%、2位EU30.6%、カナダ19.2%(2013)。
国内自給率は48%(2018)。
お魚の国内自給率、輸入国ランキング
食用魚介類の国内自給率は59%。
輸入は1位中国17.9%、2位米国9.3%、3位チリ8.9%。
参考:
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/annual/2014/pdf/iii_1.pdf
グラフでみるとうもろこし | トウモロコシノセカイ|とうもろこしの総合情報サイト
https://www.alic.go.jp/content/000131320.pdf
コラム|専門家紹介サイト マイアドバイザー.jp 講演・講義・執筆・相談
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/annual/2016/attach/pdf/2016_annual_report-29.pdf
食料自給率・穀物・主食用穀物・米・小麦・ソバ(蕎麦)の自給率
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