「ボッチャ」は、パラリンピックの競技になっています。うちもほとんど初耳なのですが、たまたまお台場のほうへ行ってみたら体験できましたので、レビューをまとめておきます。
ボッチャとは?
ボッチャは2020年東京パラリンピックで採用されている競技です。
ヨーロッパ生まれのスポーツで、一言で言えば「手毬のようなボールを使ったカーリング」です。
「重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者」のために考案されたスポーツで、車椅子等からでも手毬を投げ合って戦うことができます。
手首のスナップさえできればプレイできます。そのため、障害でなかなか体全体を動かせないという方であってもプレイでき、体への負担はかなり少ないゲームです。
ゲームは、最初に投げた白いボール(ジャックボール)を目印にします。
交互にボールを投げあって、最終的に目印に一番近い所へボールを置けた人が勝ちとなります。
ボッチャを体験するには?
体験するには?
手っ取り早く体験できる施設がお台場にあります。
お台場ビーナスフォート(ゆりかもめ青海駅やりんかい線東京テレポート駅近く)に隣接してトヨタの巨大ショールームがあります。
ショールームの2階には、パラリンピック競技の体験コーナーが設置されています。
ここには、車いすによるバスケットボールやボッチャのスペースなどがあります。
インストラクターの方がいるので、説明を受けながら実際にゲームを体験することができます。
グループでも一人でも大丈夫です。
ボッチャのプレイ方法
車椅子に乗ってプレイします。
手毬を投げるだけなので、車椅子自体を移動させたりする必要はほぼありません。
2チームに分かれ、それぞれ赤あるいは青の手毬を投げていきます。
コートはこんな感じです。
最初に基準となる白いボールを地面になげます。
あとは自分のボールが、その白いボール近くになるように投げます。
次に相手が投げ、白いボールから遠い方のチームが続けて投げていくというスタイルです。
最終的に白いボールの近いほうにボールをおければ勝ちです。
得点方法は、白いボールに一番近い相手ボールの距離で白いボールを軸に円を描きます。
その範囲内に自分のボールが何個あるかがスコアとなります。
今回は2個あったので2点となります。
攻略の秘訣は?
ボールの握り方を教えてもらいました。
それによれば、ボーリングのように球の下側を持って転がすと、ボールが思ったよりも転がっていくことがあります。
そうではなく、ボールの上側を鷲掴みします。
投げる時は、手首をきかせて下から上へ手首を返しながら放り投げます。
すると回転がかからない、またはバックスピンのかかったボールとります。
結果、着地地点でボールがスパッと止まりやすくなります。
目的地へしっかりボールを落とすというときには投げ方を工夫していくとよさそうです。
ボッチャを行うには?
ボッチャは、バレーやバドミントンのネット、サッカーゴールポストのような大型器具は不要です。
コート
コートは12.5x6Mとなっていますが、試すだけならそこそこ広い広場や体育館だけで十分でしょう。
器具
ボッチャに必要なのはボールです。白、赤、青のボールがあればできます。
ただ細かいルールがもうちょっとあり、必要器具も多少いります。
以前は6万ぐらいで販売されていましたが、アマゾン、楽天で2万円ぐらいでセットが買えます。